“打率6割超” 絶好調・坂本をファンも後押し!

スポーツナビ

大逆転劇を演じた阪神が首位奪取

打撃好調の坂本は主将としてチームをけん引 【写真は共同】

 全国的に天候に恵まれた今年のゴールデンウイーク。今回は5月2日から7日までのプロ野球を振り返る。

 セ・リーグでは、阪神が6日の広島戦で球団史上初となる9点差を覆す大逆転劇で首位を奪取。翌7日も勝利し、先週は5勝1敗と勢いに乗った。3位につける巨人は、エース・菅野智之が2日の横浜DeNA戦でリーグ28年ぶりとなる3試合連続完封勝利を挙げるなど、4勝2敗と白星先行。東京ヤクルト、中日の下位2球団はさらに借金を増やす大型連休となった。

 パ・リーグでは、首位・東北楽天が先週も4勝2敗と好調をキープ。7日の埼玉西武戦では岸孝之が古巣相手に勝利を挙げ、チームは両リーグ20勝一番乗りを果たした。2位以下では順位が変動。オリックスが2勝4敗と失速し、埼玉西武、千葉ロッテがともに1勝5敗と苦しい戦いが続いた中、昨季上位の北海道日本ハム、福岡ソフトバンクがともに5勝1敗と一気に調子を上げ、それぞれ5位と2位に浮上した。

前週のトップ10

 さて、5月2日〜5月7日でもっともファンの支持を集めた選手は誰なのか? スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ プロ野球速報」で実施している「みんなのMVP」。ユーザーが設定したお気に入りチームから勝敗に関係なく、各試合でもっとも活躍した選手に投票し、その試合のMVPを決める。両リーグ合わせての得票率週間トップ10は下記の通りとなった。

1位:5月4日 坂本 勇人(巨) 82.1%
2位:5月3日 上林 誠知(ソ) 81.4%
3位:5月7日 鳥谷 敬(神) 80.8%
4位:5月5日 エルドレッド(広) 77.2%
5位:5月5日 梅野隆太郎(神) 72.1%
6位:5月2日 甲斐 拓也(ソ) 70.8%
7位:5月2日 浜口 遥大(D) 69.1%
8位:5月6日 梶谷 隆幸(D) 68.2%
9位:5月6日 外崎 修汰(西) 68.2%
10位:5月3日 京田 陽太(中) 66.4%

主将・坂本が見せた獅子奮迅の働き

 得票率トップは、巨人の坂本勇人だった。5月4日のDeNA戦(東京ドーム)の第3打席で、左中間スタンド中段へ突き刺す3号2ランをお見舞い。チームは敗れるも、第1打席、第4打席でもヒットを放ち、今季3度目の猛打賞をマークする獅子奮迅の働きを見せた主将に、ファンの支持が集まった。坂本は4日の試合だけでなく、先週の全6試合でヒットを放つなど計21打数13安打(打率6割1分9厘)の大暴れ。先週月曜日の時点で3割3分0厘だったシーズン打率を、一気にリーグトップの3割8分1厘にまで上昇させた。

 その他にも打者陣の爆発が目立ち、3位に入った阪神・鳥谷敬は先週6試合で22打数9安打と調子を上げ、チームの首位浮上とともに再び打率3割に乗せた。また、2位のソフトバンク・上林誠知が西武・高橋光成から、6位・甲斐拓也(ソフトバンク)はキャンデラリオ(西武)から、そして8位・梶谷隆幸(DeNA)は小川泰弘(ヤクルト)から、それぞれ満塁本塁打を放ってランクインを果たした。特に上林は先週1週間で4本塁打&11打点の大暴れ。今後の打席からも目が離せない。

(テキスト:ベースボール・タイムズ)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント