筒香の“お待たせ初アーチ”にファンの支持が集中!

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巨人は連続負け越しで3位へ後退

今季92打席目で待望の一発を放った筒香。その後もヒットを量産し、上昇気流に乗った 【写真は共同】

 開幕から1カ月が過ぎた4月の最終週、今回は4月25日から30日までのプロ野球を振り返る。セ・リーグでは首位の広島が巨人との首位攻防戦で2勝1敗と勝ち越しに成功するも、横浜DeNAには1勝2敗と後手を踏んだ。ただ大瀬良大地が2年ぶりの先発勝利を飾るなど収穫もあった。一方、巨人は広島、東京ヤクルト相手に2カード連続負け越しで3位転落。阪神が3勝2敗と白星を先行させて2位に浮上した。

 パ・リーグでは首位・東北楽天が3勝1敗。守護神・松井裕樹が今季15試合目の登板で初失点&初黒星を喫したが、翌30日にはルーキーの森原康平が2番手で登板しプロ初勝利を挙げるなど、ブルペン陣は依然として安定している。2位に付けるオリックスも4勝2敗と好調をキープ。出遅れた福岡ソフトバンクも松田宣浩に待望の1号弾が飛び出して4勝2敗と白星先行。最下位の北海道日本ハムも4番・中田翔が今季1号本塁打を放つなど、どん底状態からは抜け出した。

前週のトップ10

 さて、4月25日〜30日でもっともファンの支持を集めた選手は誰なのか? スポーツナビが運営するアプリ「スポナビ プロ野球速報」で実施している「みんなのMVP」。ユーザーが設定したお気に入りチームから勝敗に関係なく、各試合でもっとも活躍した選手に投票し、その試合のMVPを決める。両リーグ合わせての得票率週間トップ10は下記の通りとなった。

1位:4月27日 筒香 嘉智(D)  85.9%
2位:4月27日 大瀬良 大地(広) 85.4%
3位:4月25日 T−岡田(オ)   83.6%
4位:4月25日 浜口 遥大(D)  82.4%
5位:4月25日 松本 剛(日)   80.9%
6位:4月30日 山岡 泰輔(オ) 80.4%
7位:4月25日 菅野 智之(巨) 79.8%
8位:4月27日 又吉 克樹(中) 76.7%
9位:4月25日 秋山 拓巳(神) 74.1%
10位:4月25日 野村 祐輔(広) 73.0%

筒香は安打量産で上昇気流へ

 得票率トップだったのは、DeNAの4番・筒香嘉智。4月27日の阪神戦(甲子園)の5回2死から、藤浪晋太郎のカウント2−2からの外角高めの直球を捉えてバックスクリーン右へたたき込んだ。これが実に今季92打席目での初アーチ。翌28日の広島戦でもマルチ安打を記録すると、30日には猛打賞をマークするなど確実に上昇気流に乗った“侍4番”の目覚めの一発に多くの支持が集まった。

 2位にランクインしたのは、今季4試合目の登板で2015年5月4日以来、724日ぶりとなる先発勝利を挙げた広島・大瀬良大地。7回を4安打無失点に抑えた右腕の復活星にカープファンが歓喜した。3位は25日の試合で1本塁打を含む3安打3打点と爆発したオリックス・T−岡田。その他では、6回無失点の好投を見せながらも、またも勝利を逃したオリックス・山岡泰輔が2週連続でトップ10入り。次回登板でこそ文句なしの投球でプロ初白星をつかみ取りたいところだ。

(テキスト:ベースボール・タイムズ)
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