プレミア“ビッグ6”の負けられない戦い 佳境に入るリーグ終盤の見どころは?
マンUはELとの両立に挑む
イブラヒモビッチ(左)の離脱は「大打撃」。マンUはトップ4争いとELの両立に挑む 【写真:ロイター/アフロ】
しかし、そこはしぶといモウリーニョのチームでもある。EL準々決勝第2戦を前にイブラヒモビッチをベンチに温存したチェルシー戦(2−0)は今季チームのベストゲーム。代役のマーカス・ラッシュフォードが先制点を挙げ、第34節バーンリー戦(2−0)では、同じく先発の機会が増えるアントニー・マルシャルとウェイン・ルーニーもそろって得点者となった。守備陣の故障は今に始まったことではなく、その間にも第10節からリーグ戦で無敗を維持しているのがモウリーニョのマンUでもある。指揮官は優勝すれば来季のCL出場権を得られることから「EL優先」をほのめかしてもいるが、準決勝の相手はリーガ・エスパニョーラ中位のセルタ。国内トップ4争いとの短期両立は可能と見る。
ルカクは終盤戦で最もホットなストライカー
ルカクは終盤戦で最もホットなストライカー。得点王争いをリードする 【写真:ロイター/アフロ】
そこで、EL出場権獲得が固いエバートンでは、個人賞獲得の有無が注目。後半戦14得点のロメル・ルカクは今季のプレミア終盤で最もホットなストライカーだ(現在24得点)。ケイン(20得点)、コスタ(19得点)、サンチェス(18得点)、アグエロ(17得点)との得点王争いを首位のまま終えれば、移籍金7000万ポンド(約100億円)で今夏の獲得を狙っているとうわさのチェルシーとマンUは、“ルカク熱”を高めるに違いない。もちろん、4月末の次節チェルシー戦と最終節アーセナル戦でもゴールを決めれば、ただでさえ熱い優勝争いとトップ4争いのさらなるヒートアップも請け合いだ。
スポナビライブ番組情報(PR)
4/30 (日) 21:55〜 エバートンvs.チェルシー
4/30 (日) 24:20〜 トッテナムvs.アーセナル