波乱の桜! ソウルスターリングに初黒星 戴冠レーヌミノル、オークスでの勝算は?

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 1.4倍という単勝オッズが示すように、多くの人が信じて疑わなかった2歳女王ソウルスターリングの勝利。それをレーヌミノルが打ち砕き、オークスの想定単勝オッズも大きく変動!

完璧なレースで無敗の2歳女王を撃破 レーヌミノル

桜花賞は8番人気レーヌミノル(黄帽)が追撃を凌いで優勝(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

4/9(日) 阪神11R 桜花賞(GI) 芝1600m外
レーヌミノル 牝 馬体重:466kg(-2)
騎手:池添 厩舎:(栗) 本田 
生産: フジワラフアーム
馬主:吉岡實
父:ダイワメジャー
母:ダイワエンジェル(タイキシャトル)
初勝利時の評価:★★★★★ 5点〔1600万クラス〕

雨の影響を多分に受け、稍重とはいえかなり重に近い馬場状態だったのではないだろうか。そんな中でカワキタエンカがハイペースを演出し、直前の1400mのOP特別と遜色ないラップでレースは進んだ。2番手以降は平均ペースとも言えるが、ラスト1Fが12秒8だから、やはり最後は底力が試されたレースとなった。

ソウルスターリングの前の位置、好位につけたレーヌミノルにとっては全てが噛み合った会心の勝利だったと言える。ただ、控える競馬で結果を出したとはいえ、依然として距離への不安は付きまとうだけに、仮にオークスに出走した場合のオッズはやや抑え目にせざるを得ない。

桜花賞本番でついにリスグラシューがソウルスターリングを負かしたという意義をどう捉えるかだが、それはやはり距離が延びるオークスへの期待、だろう。よってオークスの1番人気は再びリスグラシューへ。2番人気で12着に敗れたアドマイヤミヤビは負け過ぎの感もあるが、敗因は馬場に尽きる。流石に評価は落ちるが、鞍上も最後はムリをしなかったように映り、余力を残したという点でもまだまだ逆転圏内だろう。

■オークス 想定単勝オッズ
(↑)1番人気 リスグラシュー 3.5倍
(↓)2番人気 ソウルスターリング 4.4倍
(↑)3番人気 ファンディーナ 5.2倍
(↓)4番人気 アドマイヤミヤビ 9.8倍
(→)5番人気 フローレスマジック 15.4倍
(NEW)6番人気 レーヌミノル 17.7倍

長所
ダイワメジャー産駒らしいパワフルなスピードの持ち主。小倉2歳Sを好時計で圧勝しているように、素のスピードは世代でも最上位。それでいて一瞬で抜け出してくる瞬発力も兼ね揃えており、好位で脚を溜める競馬ができるのは魅力。
 
短所
これまでのレースを振り返ると、トップスピードに入るまでは速いが、それを維持できる区間は短め。それだけに直線の長いコースや坂のあるコースでは仕掛けのタイミングが難しいタイプでもある。

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