パット改善で巻き返した松山英樹 データで見るマスターズ2日目

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松山英樹は2日目を5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの“70”でトータル2オーバー16位タイに浮上 【写真は共同】

 ゴルフの米国男子メジャー初戦「マスターズ」の第2ラウンドが現地時間7日に開催。初日4オーバーの54位タイと出遅れていた松山英樹は、5バーディ・1ボギー・1ダブルボギーの“70”でスコアを2つ伸ばし、トータル2オーバー16位タイに浮上した。

3パットなしで平均1.56まで改善

 この日の松山は3番(パー4)でセカンドを1.5メートルにつけてバーディ先行。5番(パー4)でも1メートルにつけてバーディとした。

 前日ダブルボギーを叩いた7番(パー4)では、林の中からのセカンドが木に当たり2日連続となるダブルボギーとしたものの、続く8番パー5ですぐさま獲り返しバーディ。後半10番(パー4)、15番(パー5)でもスコアを伸ばすと、16番パー3はボギーとしたものの、スコアを2つ伸ばしてフィニッシュした。

 パッティングの数字改善がそのままスコアにつながった。3パット3回を含む平均1.94パットだった初日から、この日は3パットなしの平均1.56パットまで改善。序盤1番、2番こそ短いチャンスを外したものの、後半にかけてストロークが安定。10番での3メートルのバーディから、11番では1.5メートル、12番では5メートルとパーパットも粘り強く沈めた。

不安要素はフェアウェイキープ率

すばらしいリカバリーで耐えたものの、3日目以降はフェアウェイキープ率を上げられるかが課題だ 【写真は共同】

 ただ、週末の戦いに向けて不安がないわけではない。

 上がり2ホールは共にドライバーショットのミスからピンチを招いた。17番は左サイドの木がかかって狙えないポジションからグリーン右に大きくセカンドショットを外した。最終18番も右の林にドライバーショットを入れて、セカンドは低く打つことが求められた。いずれも、すばらしいリカバリーでパーを拾ったものの、この日はフェアウェイキープ率が前日から下がって57.14%。アイアンショットとパッティングは尻上がりに調子を上げているだけに、決勝ラウンドはいかにティショットをフェアウェイに置くかが重要となりそうだ。

【松山英樹の2日目スタッツ ()内は前日からの比較】
パーオン率:66.67%(↓)
フェアウェイキープ率:57.14%(↓)
ドライビングディスタンス:282.50ヤード(↑)
平均パット:1.56(↑)

【松山英樹の初日スタッツ】
パーオン率:77.78%
フェアウェイキープ率:64%
ドライビングディスタンス:262ヤード
平均パット:1.94(3パット3回)
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