「限界作らず練習した」羽生が逆転V 宇野も2位、強さを示した日本男子
ショート5位からの戴冠
羽生にとって、今大会のカギになったのは「4回転サルコウ+3回転トウループ」の成否だった。今季はここまでNHK杯とグランプリファイナルのショートでそれぞれ成功して100点超えを果たす一方、フリースケーティングでは成功に至っていなかった。
「非常に悔しいです。毎回毎回、今シーズンは『悔しい』とばかり言っていますけど。本当に何でこんなにも経験が生かされないかなと、自分にすごくふがいない気持ちでいっぱいです」
羽生「このフリーが最高のご褒美」
「スピードはもっと出せたかもしれないですけど、これが自分のジャンプのため、演技のため、このプログラムすべての完成度のためにできる一番良いパターンだったんじゃないかなと思います。自分にとってはこのフリーが最高のご褒美だと思っています。今季は試合での演技はもちろんですが、やっぱり自分の限界を作らずに練習してこられたことが一番の収穫だと思っています。今日はジャンプ1本1本決めるごとに、徐々に自分が自然に(演技に)入っていく感じがしました」