「結果の違いは、タイと日本の質の違い」 W杯最終予選 タイ代表の試合後会見
試合後、タイ代表のセーナムアン監督は、「選手たちは100%頑張ったと思う」とねぎらった 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】
試合後、会見に臨んだタイ代表のキャティサック・セーナムアン監督は、「日本には心からおめでとうと言いたい」と日本の勝利をたたえた。「結果の違いは、タイと日本の質の違い」と語り、「私は誰も責めないし、何も不満もない。選手たちは100%頑張ったと思う」と選手たちをねぎらった。
選手はいろいろ学んだと思う
──先週のサウジアラビア戦(0−3)からメンバーを変えた。タナボーン・ケサラットとワタナ・プライヌムの評価はどうだったか(外国人記者)
確かにスタメンに変更を加えた。タナボーンもワタナも、自分たちにとってベストなポジションでプレーした。特にワタナはとても良いデビュー戦となった。彼は将来有望だと思う。
──今日はたくさんのチャンスを作っていた。どうしてあれだけ頑張れたのか。選手のモチベーションについて教えてほしい。(タイ人記者)
まず、選手たちをほめたい。ホームでサウジアラビアに0−3で敗れたところから気持ちを切り替え、祖国のために最後まで走って戦った。そして選手1人1人が一生懸命プレーして貢献した。だから私は何も不満はない。選手たちは素晴らしい試合をした。
PKなどチャンスをつかむも無得点に終わったタイ代表。セーナムアン監督は「質の違い」と語った 【Getty Images】
今日、選手はいろいろ学んだと思う。結果の違いは、タイと日本の質の違いによるものだと思う。それでも選手は精いっぱい頑張っていい経験を積んだ。PKを決められなかったのも質の差だと思う。ただし私は誰も責めないし、何も不満もない。選手たちは100%頑張ったと思う。
──タイにとっていいゲームだった、日本のどこに付け入るスキがあったと思うか?
日本に付け入るスキがあったとは思わない。攻撃も守りもフォーメーションもそうだ。なぜ、われわれの選手があそこまでいいプレーしたかというと、日本戦を望んでいたからだ。アジアのトップクラスのチームと戦いたかったからだ。われわれは、今日学んだことをしっかり祖国に持ち帰って、残り3試合に生かす。タイにとって、この予選で最も厳しい試合は終わった。残り3試合では、タイに勝利してロシアに到達するのは大変であることを、対戦相手に感じさせる試合にしたい。
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