ロッテ、今シーズンの注目ポイント 新戦力がチームを活性化できるか!?

ベースボール・タイムズ

新人・佐々木の開幕ローテは予定通り

ドラフト1位右腕・佐々木は期待にたがわぬ投球で、“予定通り”の開幕ローテ入りが決定 【写真は共同】

 伊東体制4年目で3度目のAクラス入りを果たした昨季の千葉ロッテ。今季もまた主力が抜けた中でのスタートとなったが、オープ戦では13勝2敗3分の勝率8割6分7厘。この勢いで開幕ダッシュを決めて“2強”に割って入ることができるか。

 新戦力ではまず、ルーキーコンビに期待がかかる。ドラフト1位の佐々木千隼はオープン戦4試合、計15回1/3イニングを投げて防御率0.59と期待にたがわぬ投球を披露し、“予定通り”に開幕ローテ入りが決定。現状、新人王の最右翼とも言える存在となっている。2位入団の酒居知史も抜群のマウンド度胸で、2軍戦で好投するなど先発枠に入り込む勢い。この2人がシーズン開幕後もロッテ投手陣を活性化させることができれば、石川歩、涌井秀章の2本柱に頼ることのない戦いが可能になる。

 新外国人コンビもチーム浮上の大きなカギを握る。ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターであるパラデスは、2015年にオリオールズで104試合に出場して打率2割7分5厘、10本塁打を記録したパワーが魅力の強打者。オープン戦では17試合で打率3割0分4厘、1本塁打、5打点の成績を残した。もう1人のダフィーは、メジャー2年間で11試合出場のみと実績ではパラデスに劣るが、オープン戦では16試合で打率2割9分8厘、4本塁打、15打点と大爆発。この2人が切磋琢磨しながら調子を維持できれば、福岡ソフトバンクに移籍したデスパイネの存在もすぐに忘れることができるはずだ。

セカンドコンバートの鈴木が好調

 投手陣は、先に述べた面々に加えて、スタンリッジ、唐川侑己、大嶺祐太、二木康太、さらに先発再転向の西野勇士が控え、リリーフ陣も内竜也、益田直也を筆頭に高い質を誇る。新戦力を加えた投手陣を持ってすれば、ソフトバンク、日本ハムの2強に対しても真っ向勝負ができるはずだ。

 打線では新外国人コンビにかかる比重が大きいとはいえ、セカンドにコンバートされた鈴木大地がオープン戦で打率3割4分0厘をマークするなど好調を維持しており、角中勝也、岡田幸文、清田育宏、田村龍弘らの主力は健在。ここに高卒2年目の平沢大河が成長し、井上晴哉がレギュラー奪取のチャンスを掴み取れば面白い打線が完成する。これまで通り、粘り強い戦いできん差の試合をものにして行けば、今季もAクラス入りができるはずだ。

 だが、3位で満足してはならない。昨季の上位2強を突き崩す“決め手”を作ることができるか。もしくはチーム全員が団結し、日替わりヒーローでシーズンを突っ切るか。そのためにはまず、スタートダッシュが肝心になる。

オープン戦成績

13勝2敗3分(12チーム中1位)

チームトップ
打率:鈴木大地 3割4分0厘
本塁打:ダフィー 4本
打点:ダフィー 15打点
安打:鈴木大地、パラデス 17本
四球:角中勝也 8
盗塁:鈴木大地、中村奨吾、岡田幸文 3

防御率:西野勇士 2.25
勝利:涌井秀章 3勝
セーブ:有吉優樹 2セーブ
登板:高野圭佑 8試合
投球回:西野勇士 20回
奪三振:西野勇士 12

過去5年のシーズン成績

2016年:3位 72勝68敗3分 
2015年:3位 73勝69敗1分
2014年:4位 66勝76敗2分
2013年:3位 74勝68敗2分
2012年:5位 62勝67敗15分
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著者プロフィール

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プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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