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リーランド監督「素晴らしい瞬間だった」
WBC優勝会見で喜びを語る
WBC優勝トロフィーを掲げるリーランド監督
WBC優勝トロフィーを掲げるリーランド監督【写真は共同】

 第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝、プエルトリコvs.アメリカが22日(現地時間)、ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われ、アメリカが8対0で勝ちWBCを初制覇した。試合後、アメリカのジム・リーランド監督が会見に出席し、初優勝の喜びを語った。


 以下、リーランド監督の一問一答。

「すべてのチームを祝福したい」

――準決勝後、あなたは「選手に良い思い出を作ってもらいたい」と言ってました。こうして大会が終わって、そして優勝して、どういう思いが巡っていますか?


 素晴らしい経験でした。まず最初に、すべてのチームを祝福したい。本当に素晴らしい大会でした。もちろんわれわれにとって、素晴らしい瞬間でもありました。ワールドシリーズでの優勝とはまた違ったものですし、その2つを比べることはできません。2つは別のものなのです。ただ、違う球団から集まった選手とこうした素晴らしい経験ができました。ケガ人を出すこともなく終われましたし、優勝もできましたから本当にうれしいです。


――素晴らしい優勝だったと思います。今回の優勝で、今後もっとメジャーリーグのスーパースターが参加するようになると思われますか?


 変なふうにとってほしくないのですが、これまではわれわれのWBCへの力の入れようは、他の国に比べてやや少なかったように思います。ですが今回、選手と話をする中で、「これまでに味わった最高の経験のひとつだ」と口にしていましたし、それを今後彼らが周囲に伝えてくれるだろうと思っています。


 ですので願わくは、然るべき選手が加わってくれると良いと思います。ただ今回は選手に恵まれました。参加したいと思う選手たち、参加してほしいと思う選手たちがいました。前から言っているように、チームに加わりたくないと断った選手は、当然ながらここにはいません。みんなが大会へ敬意を払い、不参加の選手も丁重に断りを入れてきました。そしてわれわれは加わってくれた選手で前へ進みました。(GMの)ジョー・トーリは良い選手を短い期間の間に招集してくれました。

「現役復帰するつもりはありません」

試合後に選手をねぎらうリーランド監督(右)
試合後に選手をねぎらうリーランド監督(右)【写真:USA TODAY Sports/アフロ】

――最後の数試合はブルペンが恐ろしいほどに機能していました。アメリカが優勝するにあたってリリーフ陣の存在はどれほど重要だったでしょうか?


 いくつかのチームの投手陣についてはよく分からない部分もありましたが、何人かの先発投手、あるいは驚異的なリリーフ投手についてはわかっていました。ただ全員を知っていたわけではありません。ただ終わってみて、われわれの投手陣が最も層が厚いと感じました。結果的にそれを証明できたと思います。


――ワールドシリーズの優勝とは比較できないとおっしゃいました。あなたは引退して数年経ち、これがあなたのキャリアの最後を飾るものになるのでしょうか?


 (2013年シーズン終了で)引退して3年になりますが、現役復帰するつもりはありません。それだけははっきり言えます。しかし、試合後にも言いましたが、この優勝は最高です。自分の国の指揮官を担い、コーチも同様に国のために仕事ができたことを名誉に思っています。選手も国のために戦いました。


――(決勝で先発し、7回途中1安打無失点に抑えた)マーカス・ストローマンについてはどのように思われますか?


 ストローマンは信じられないピッチングをしました。(7回に)二塁打を打たれる前に代えるべきでした。それまで長いイニングを投げていましたし、あそこまで引っ張らなければ良かったかなとも思いました。ただ彼のボールはよく落ちていました。よく見ればわかりますが、ゴロアウトが非常に多かった。なので長く投げてもらいたいと思ってしまいました。ですが、やはり正直に申し上げて、そこは私のミスだったと思います。


――この大会で献身的な指揮官ぶりを発揮されてきました。これがあなたのユニホーム姿を見る最後の機会なのでしょうか?


 もう野球のユニホームを着ることはありません。それははっきりしています。前にもそう言っています。もう終わりの時なのです。ルーキーリーグを訪れてノックをするくらいはあるかもしれませんが、ユニホームを着るのはもう最後です。で、率直に言って、私のユニホーム姿を誰が見たいのかということです(笑い)。(今年12月で)もう73歳になるのですから、十分でしょう。他の人にやってもらうべきですよ。

「影の主役はクロフォード」

――今大会でのプエルトリコの戦いぶりについて話してください。


 すべてのチームが素晴らしかったわけですが、われわれはそんなチームに勝ってきたわけです。ただプエルトリコは本当にすばらしいチームでした。決勝まではどのチームよりも良いプレーをしてきました。そして今夜、両軍にとって負けられない一戦でわれわれが彼らを上回ったのです。彼らを上回る投球をし、彼らを上回るプレーをしました。


 今夜の試合の影の主役は(ブランドン・)クロフォードです。ショートでの守備はとても素晴らしかった。信じられないプレーの数々でした。けっして簡単ではありませんでした。ですがプエルトリコも最高のチームでした。エドウィン(・ロドリゲス監督)のリーダーシップの下、素晴らしいチームを作り上げました。彼も素晴らしい仕事をしました。


 昨晩も言いましたが、(ヤディア・)モリーナや(カルロス・)ベルトランらプエルトリコの選手は本当のプロです。われわれは本当に素晴らしいチームを破ったのです。ですが他にも、ベネズエラ、日本、ドミニカ共和国、コロンビアなど素晴らしいチームに勝ってきました。その中でわれわれがベストなチームとなったのです。


――アメリカでは野球を「国民の娯楽」と呼んでいますが、今大会までWBCではアメリカは蚊帳の外に置かれてきました。しかし今回、ようやくWBCが「アメリカの国民的娯楽」へ戻ってきたと言えるでしょうか?


 試合前にも言いましたが、われわれはアメリカを再びグレートな存在にしようと思っていただけですよ。

(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

永塚和志

1975年、茨城県生まれ、北海道育ち。英字紙『ジャパンタイムズ』記者で、プロ野球やバスケットボール等を担当。日本シリーズやWBC、バスケットボール世界選手権、NFL・スーパーボウルなどの取材経験がある

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