世界陸上マラソン日本代表が意気込み 川内優輝は“集大成”のロンドンへ照準
安藤「東京五輪に向かうステップアップとして」
安藤友香(スズキ浜松AC) 【スポーツナビ】
(名古屋での走りについて)初めてだったのもあるのですが、挑戦していく気持ちだけでした。初めてでも初めてではなかったにしても、どんなレースでも挑戦する気持ちを忘れちゃいけないと思っています。(レース終盤で離されたが)そこを逆に乗り越えられたら自分も少し成長できるかなと思います。プレッシャーもあるとは思いますが、それを乗り越えて、なおかつ世界と戦うのが初めてなので、そういった意味で挑戦していきたいです。
(日本代表の存在というのは)やっぱり自分の憧れであったし、夢でもありました。それをまずはマラソンという形で出られることができたので、(2020年)東京五輪に向かうステップアップとして、乗り越えていけたらと思います。
重友「悔しい思いで終わらないように」
重友梨佐(天満屋) 【スポーツナビ】
(体調については)かかとがずっと、大阪の前から痛くて、完治はしていないのですが、マラソンが終わってからひどくなっていないので、少しずつ良くなっています。
(ロンドン五輪について)五輪という舞台に立ちたい思いで参加できたのは良かったのですが、レースとしては情けない走りになってしまいました。そういう意味では、同じ地に行けるチャンスなので、その時みたいな悔しい思いで終わらないようにしたいです。
(そのための対策は)1番はケガをしないようにということ。練習の質や量も増えていく中で、しっかりやるところと落とすところのメリハリをつけながら練習はしたいと思います。
(大阪の走りについて)大阪の時は練習も積めていなかったのもあるのですが、あのような走り方(ネガティブスプリット※)をしてみて、後半それほど上がりませんでしが、自分にもそういう走り方ができたのは収穫でした。本番ではどういうレースになるか分かりませんが、いろいろな展開を考えながら、その時にすぐ対応できるような準備はしたいと思います。
※「ネガティブスプリット」はレース前半よりも後半のタイムを上げるペースで走ること
清田「チームで一緒に世界に挑戦できるのは良かった」
清田真央(スズキ浜松AC) 【スポーツナビ】
(安藤とともに代表に選ばれたが)普段の練習から共にやってきて、チームで一緒に世界に挑戦できるので、一緒に練習してこられてよかったなと思います。これからもお互い世界に向けて、練習していけるのは強みというか、お互いが世界に向けて刺激し合えるので、すごくいい仲間だと思います。
(ライバルでもあるが)正直、自分の中で「勝ちたい」のはありますが、最初はチームとして協力しあって、最後の最後でどちらが勝つか。チームで勝負できるのはすごく楽しみです。
(普段の練習では)基本的には安藤選手の方が一歩前を行って、自分が必死に追いかけるという内容の練習が多いので、今度は自分も競い合えるように、もっともっと高いレベルの練習ができるといいかなと思います。スタミナは強みですけど、そこを伸ばしつつ、スピードがまだまだなので、レースに対応するためのスピードをつけるように練習に取り入れていけたらなと思います。