早実は明徳義塾と初戦、強豪対決も実現 第89回選抜高校野球大会組み合わせ

スポーツナビ

第4日・3月22日

秋季関東大会覇者の作新学院は史上5校目の「夏春連覇」を狙う 【写真は共同】

 第1試合は北信越大会を制した福井工大福井(北信越/福井)と東北大会優勝の仙台育英(東北/宮城)が対決。4番・山岸旭を中心とした強力打線の福井工大福井に、センスあふれる遊撃手・西巻賢二を軸にまとまる仙台育英と、個性の異なったチーム同士が戦う。

 第2試合は高田商(近畿/奈良)vs.秀岳館(九州/熊本)。三浦大輔(元横浜DeNA)の母校として知られる高田商は粘り強い試合運びが持ち味。2季連続で甲子園4強を果たした秀岳館は鍛冶舎巧監督のもと、初優勝を狙う。

 第3試合は関東王者で「夏春連覇」がかかる作新学院(関東/栃木)が登場。元プロ野球選手の小林昭則監督率いる帝京第五(四国/愛媛)と対戦する。

第5日・3月23日

 第1試合は東海大福岡(九州/福岡)と神戸国際大付(近畿/兵庫)の一戦。32年ぶりの出場となる東海大福岡は突出した選手はいないが、チームが束となって戦う。近畿大会準優勝の神戸国際大付は右のスラッガー・猪田和希の打棒に注目したい。

 第2試合は清宮幸太郎擁する早稲田実(東京)が明徳義塾(四国/高知)と対戦。早稲田実は清宮だけでなく、新2年生の4番・野村大樹にも注目が集まる。名将・馬淵史郎監督が率いる明徳義塾にも左の長距離砲・西浦颯大がおり、アーチの競演なるか。

 第3試合は静岡(東海/静岡)vs.不来方(21世紀枠/岩手)。東海大会覇者の静岡はエース左腕・池谷蒼大を中心に、総合力は高い。部員10名で聖地への切符を手にした不来方は大会1勝を目指す。

第6日・3月24日

 大会最後に登場するのは宇部鴻城(中国/山口)と大阪桐蔭(近畿/大阪)の2校。攻守でチームを引っ張る遊撃手・嶋谷将平擁する宇部鴻城は中国大会王者だ。対する大阪桐蔭は府大会3位ながら、近畿大会4強に登りつめた。根尾昂、山田健太など新2年生に逸材が多く、彼らの才能が発揮されるか注目だ。

 大会は順調に行けば第9日(27日)に準々決勝、休養日を1日挟んで第10日(28日)に準決勝、第11日(30日)に決勝が行われる予定。紫紺の優勝旗をつかむのはどの高校になるのか、そして新たなヒーローは生まれるのか。楽しみは尽きない。

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