まだまだ続くセリーナ時代
姉妹対決制し全豪V GS優勝記録トップ
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時代の継続を示したセリーナ

ウィリアムズ姉妹対決となった決勝戦。妹のセリーナ(右)が2年ぶり7度目の優勝を飾った
ウィリアムズ姉妹対決となった決勝戦。妹のセリーナ(右)が2年ぶり7度目の優勝を飾った【写真:ロイター/アフロ】

 テニスの全豪オープン女子シングルス決勝が28日に行われ、第2シードのセリーナ・ウィリアムズが第13シードで姉のビーナス・ウィリアムズ(ともに米国)を6−4、6−4のストレートで倒し、2年ぶり7度目の優勝を飾った。セリーナのグランドスラム優勝はこれで通算23度になり、オープン化以降としてはシュテフィ・グラフと並んでいた通算優勝記録を塗り替え、男女を通じての歴代単独トップとなった。35歳でのメジャー優勝も最年長記録で、昨年9月にアンジェリック・ケルバーに奪われた世界ランク1位の座を4カ月で奪回、セリーナ時代の継続を印象付けた。


 これが28度目の姉妹対決(セリーナの16勝11敗)で、グランドスラム決勝での顔合わせも9度目(セリーナの6勝2敗)という、いわばなじみのカード。しかし、何度戦っても姉妹のやり難さは隠せないようだ。第1セット、ともに硬さがほぐれず、第4ゲームまで互いにサービスブレークを譲り合うぎこちない流れになった。特にセリーナが硬い。第3ゲームのデュースで足を滑らせると、ラケットをたたき割って警告を取られる珍しい場面もあり、第4ゲームにはダブルフォルト3本。しかし、2009年のマイアミ以来の対戦成績はセリーナの7勝1敗で、サーブだけでなくリターンからの破壊力でも姉を上回っている。短いポイントでの勝負に持ち込み、第7ゲームのブレークでリードして第1セットを奪った。


 第2セットに入ってセリーナの気持ちも落ち着いたのだろう。得意のサーブがいいコースに入り出し、特にセカンドサーブからの安定した攻撃で、ビーナスにつけ入るスキを与えなくなった。それでも、ビーナスも09年のウィンブルドン以来となるメジャーの決勝の舞台に情を捨てた攻防を展開。ビーナスは第3ゲーム、0−40のピンチから5ポイント連取でサービスキープして場内を沸かせ、第7ゲームは3本のブレークポイントまで凌いだものの、4本目にリターンエースをたたき込まれた。一方のセリーナは、第8ゲームのサービスゲームをラブゲームでキープ。第10ゲームではこの試合で最も長い24本のラリーをビーナスが奪う場面もあったが、打球の勢いに差があり、ストレート勝負で決まった。


 ビーナスは「セリーナの23回目の優勝はすごい、彼女はもっとやると思う。今日の私には、何本かミスショットはあっても、どれも攻めに行ってのわずかなミス。もっともっとテニスをやりたい気持ちになっている。今週は、自分のポケットからいろいろと引き出してとてもいい試合ができた。ポケットにはまだいろいろ入っているわ」と試合を振り返った。

セリーナを脅かす存在は……

戦いを終え、お互いをねぎらう二人
戦いを終え、お互いをねぎらう二人【写真:代表撮影/ロイター/アフロ】

 今回は、マリア・シャラポワ(ロシア)、ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、ペトラ・クビトバ(チェコ)といった実力者が欠場したのに加え、上位シード勢が次々に崩れる波乱の中、セリーナは余裕をもって勝ち上がり、結局は1セットも落とさずに栄冠を手にした。これからも大舞台に狙いを絞っての現役継続になるだろうが、大坂なおみ(日清食品)ら若手の台頭にはまだ時間が必要。4月のシャラポワの復帰、アザレンカの身の振り方に期待するしかないが、セリーナ時代は再び続きそうな雰囲気だ。


 また、これに先立って行われた女子車いすでは、上地結衣(エイベックス)が全豪シングルス初となる優勝を飾った。


文:武田薫

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