GI好走カフジテイクは「まだ良くなる」 砂の横綱候補も登場、根岸S記者座談会

競馬専門紙「優馬」

実績馬の巻き返しに 重賞初挑戦でも通用?

思い切りのいい競馬で4つ目の重賞タイトルを狙うノボバカラ(白帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

守屋「僕はノボバカラの巻き返しに期待します。前走は1400m戦とはいえ、コーナーを4つ回るコース形態。中山や新潟、福島や小倉など、今までそのコース形態では連対したことがなく、脚が巧く溜まらなかったように感じました。ワンターンのコース・距離で、自分のリズムで走れば、プロキオンSやカペラSのように強さを発揮できる馬ですし、ここは同型馬の出方も鍵でしょうが、2〜3番手の競馬でも結果を出しているように、意外とスンナリ運べるのではないでしょうか」

大江原ノボバカラは、発走地点がダートだと行き脚がつくまで少し手間取るタイプなんだ。加えて、前走はスタート直後に寄られる不利もあって、レース途中から動いたものの、終始外を回るロスが応えた形。天間師も“力負けというより展開のアヤ。もう少し思い切りのいい競馬をしてほしかった”と言っていたな。今回もダート発走になるけど、良績のある東京1400mなら問題はないし、好レースも期待できるんじゃないか」

広田ニシケンモノノフの前走は、ノボバカラと対照的に積極的な立ち回りで小回りコースに対応したもの。ジョッキーの好判断もありましたが、着差以上の完勝と言える内容でした。陣営からは“右回りの方がスピードの乗りがいい”という話も聞かれましたが、一昨年の武蔵野Sではモーニンとアタマ差の4着でしたし、今の充実ぶりなら中央の重賞にも手が届いていいかもしれません」

伊利「僕はブルミラコロで大穴狙いと行きます。過去に馬券対象から外れたのは、7カ月ぶりの休み明けで、なおかつ前半に競られて厳しいペースとなった500万昇級戦での4着だけという安定ぶり。そして強調したいのが6走前の伊勢特別で、単純比較ではありますが、勝ち時計が3月のオープン特別をコンマ1秒上回っており、重賞はおろかオープンは初めてでも通用の下地は十分あると思います」

馬場「僕はこれまた重賞初挑戦のエイシンバッケンで勝負になると見ています。道中の折り合いがポイントとなる馬ですが、思い切って下げて運んだ前走の競馬が今回に生きそうな気がしますし、人気のカフジテイクとは、この舞台で折り合いを欠きながら差のない競馬もしているほどポテンシャルは高い馬です。岩田康騎手で2戦2勝というのも魅力的ですし、他の有力勢がフェブラリーSへのステップとなるのに対して、こちらは距離的にも今回が本番ですからね」

デスク「あと、キングズガードは、ここ2戦がカフジテイクと1馬身差だな。とにかく崩れ知らずの馬だから、展開次第ではチャンスもあると思うが」

加茂キングズガードの前走は、いつもよりポジションを取りに行ったぶんだけ、終いの伸びが一息だったもの。マイルも少し長い馬やから、1400mならこのメンバーでも十分チャンスはあるやろな。あとは、勝ち鞍のすべてが右回りという点。まず大崩れはないと思うけど、勝ち切るまでは……」

デスク「まだまだ実績上位の馬も残っているよな」

小桧山コーリンベリーの小野次師は、顔を合わせるやいなや“前走見た? 俺、何も言う気が起きなくて、怒るよりガッカリ。だってそうじゃん。前には逃げ切られ、後ろからは差されてさ。なんだかんだ言ってもGI勝ってる馬だよ。チャレンジャーじゃなくてチャンピオンなんだから、負けるにしても、もうちょっと抵抗する乗り方はあるだろ。オーナーがやさしいから乗り替わらないけど、普通はクビ! クビ!”と、まくしたてたんだ。その後、冷静になってからは“思った通りの調整ができたし、和生(横山)もウチに来てからの調教で一番良かったと。今回は小細工なしでスタートを決めて積極的なレースをしてもらう。東京だって1400mなら大丈夫だし、差されるのなら仕方ないと思っている”と。先行馬がそろっていても、隊列が決まると案外落ち着いた流れになることもあるから、チャンスはあるかもな」

那谷「昨年2着のタールタンは、明けて9歳になったけど、前走なども後手を引く形でも上がりは最速だったように、まだまだ衰えもなさそうだよ。過去の実績が示すように東京1400ダートはベストの舞台だし、“暑い時期よりも冬場がいいタイプで、年齢的にも重賞制覇のラストチャンス”と、吉村師も気合が入っているからな。相手としては、是非とも押さえておくべきだぞ」

坂倉「あと、大穴候補としてラストダンサーを挙げておきましょうか。この舞台での2連勝は、ともに強い内容でしたし“トモの弱さが解消されたことで、いいポジションを取れるようになった”と、陣営も本格化に目を細めています。今回は、力を要す馬場になってどうか、という点が鍵ですが、やはりあれだけの速い時計で走れたことは、力を付けた証拠でしょう。一気の相手強化でも、軽くは扱えませんね」

木谷「僕は、誰も本命がいないのなら不得意な左回りは承知の上でキングズガード……とも思ったんですが、この枠なら1枠の2頭、ブルミラコロラストダンサーが面白いんじゃないですかね。ところで、週中はインフルエンザに罹ってほとんど姿を見なかったデスクですが、もう大丈夫なんですか?」

デスク「タミフル、っつうのを初めて飲んだが、すごいなこの薬は。あっという間に絶好調になったぞ。馬券もそういう願いを込めて、ベストマッチョがタミフルになってくれると信じているぞ」

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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