【新日本プロレス】鈴木軍が襲来! みのるがオカダを失神KO 失意の棚橋がNEVER6人タッグ王座を獲得
本隊トリオがLIJ軍からベルト奪取
棚橋率いる本隊トリオがLIJ軍からNEVER6人タッグ王座を奪取 【写真:SHUHEI YOKOTA】
「一つの時代が終わった」――前日、LIJのボス・内藤哲也にそう切り捨てられたはずのエースが、ベルトという栄光を再びつかみ取った。棚橋は前日、7年ぶりにメインイベントの座から離れたセミファイナルの舞台で、かつては自分を追いかける存在であった後輩の内藤に完敗。内藤は棚橋を「終わった人間」扱いし、「早くオレのところまで戻って来いよ」と、屈辱的な言葉を浴びせかけた。
中西が野人ファイトで大暴れ
中西は野人ファイトでBUSHIを粉砕 【写真:SHUHEI YOKOTA】
10分過ぎ、田口がSANADAにヒップアタックを見舞うと、棚橋もスリングブレイドを繰り出し、場外のEVILにハイフライフローで飛び込んでいく。すかさず中西が孤立したBUSHIをアルゼンチンバックブリーカーからヘラクレスカッターで仕留めた。
09年5月のIWGPヘビー級王座初戴冠以来、実に約7年半ぶりにタイトルを獲得した中西が「1、2、3、ホーッ!」で大会を締めると、棚橋はリングサイドに詰め掛けたファンと1人1人タッチ&抱擁。メインを勝利で締めた、かつてのエース時代には当たり前だった光景が再び蘇り、一度は沈んだはずの太陽が、今、まばゆい輝きを取り戻した。
復活エルガンが内藤からピンフォール
【写真:SHUHEI YOKOTA】
内藤とエルガンは昨年9.25神戸で同王座をかけて対戦。内藤が王座を奪取すると、10.10東京・両国国技館でリマッチの機運が高まりながらも、エルガンが内藤のドロップキックで眼窩底骨折の重傷を負い長期欠場。だが、前日のドームの第0試合で行われた「ニュージャパンランボー」で見事優勝を飾り、完全復活をアピールしたエルガンは、試合後の内藤に挑戦を直訴。だが、内藤は挑戦表明をはぐらかし、返答を避けていた。
宿敵ドラゴン・リーがヒロムを襲撃
復活エルガンが内藤からピンフォール。宿敵ドラゴン・リーがヒロムを襲撃 【写真:SHUHEI YOKOTA】
さらにドラゴン・リーはヒロムにブレーンバスター・ボムをお見舞い。ドラゴン・リーがヒロムのIWGPジュニア、エルガンが内藤のICベルトを奪って高々と掲げ、2人そろって王座挑戦をアピールした。
ノートンにヒロ斉藤…TEAM2000が復活
ノートン、ヒロ斉藤の参戦でTEAM2000が復活 【写真:SHUHEI YOKOTA】
第4試合では、かつてのTEAM2000のメンバーであった“超竜”スコット・ノートン、ヒロ斉藤、天山広吉、小島聡にチーズバーガーを加えたタッグを結成。ケニー・オメガ率いるバレットクラブと10人タッグマッチで対戦した。
前日はオカダと45分を超える死闘を繰り広げたオメガは、さすがに疲労の色をにじませながらも、元IWGPヘビー級王者ノートンに握手を求めると、ノートンはアームレスリングで鍛えた超絶な握力で握りつぶす。その後もチーズバーガーの奮闘もあり、試合のペースを握ったTEAM2000は、BONE SOLDIERを標的に定めると、天山&小島が天コジカッター。チーズバーガー、ヒロのセントーンから小島がラリアットで完勝。前日の「ニュージャパンランボー」に続く、レジェンドレスラーたちの活躍に、観客も大きな拍手を贈った。