ルメールを背に2億7千万円ホースを完封 祖母シンコウラブリイの金子馬に★6つ

競馬専門紙「優馬」

姉の無念を晴らすべく ディヴァインハイツ

アッゼニ騎手を背にデビュー戦を飾ったディヴァインハイツ(赤帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

12/25(日) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
ディヴァインハイツ 牝 馬体重:464kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:アッゼニ 厩舎:(栗) 石坂
生産:社台ファーム
馬主:社台レースホース
父ハーツクライ
母ドバウィハイツ(Dubawi)

上々のスタートから好位の馬群の中で待機。直線入口で一瞬狭くなりかけたが、怯むことなくスペースを割って抜け出してきた。2着馬がスムーズさを欠いた面もあるが、ゴール前の脚色はほぼ一緒で、こちらにもまだ余力はあった。牝馬が多かったレースとはいえ、2、3着馬は牡馬。額面以上に評価できる勝ちっぷりだろう。

■馬体診断
モッサリしたようなパドックでの周回から気性面は穏やか。レースぶりとも合わせて考えると、肝が据わっているという表現もできるだろうか。まだ少し太目にも映るくらいの馬体だが、全体的な筋肉量は十分。馬体を大きく見せるタイプだが、体型的にはマイラーだろう。曲飛節気味で瞬発力で勝負するタイプ。

■血統診断
母ドバウィハイツはアメリカで走り、芝1800m〜2000mのGIを2勝。日本との相性も良いドバウィ産駒である。半姉リーチザハイツは新馬戦で1番人気4着の後、早世。その能力を発揮することなく生涯を閉じた。母の父がドバウィという血統の馬は日本では比較的短い距離に適性を見出していることから、1400m〜1600m位が良さそう。

馬券の狙い目→パワーもあり坂のあるコースで狙いたい。チューリップ賞(阪神1600m)やフィリーズレビュー(阪神1400m)の押さえ候補に。

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