「16冠ベビー」ソウルスターリング登場 鞍上ルメール据置で万全?阪神JF座談会

競馬専門紙「優馬」

TM人気はNo.1 リスグラシューが無敗勢を止める!?

優馬トラックマンの◎を一番多く集めたのはリスグラシュー(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

デスク「ここまで挙がった無敗組を差し置いて、TM陣の◎が一番多いのはリスグラシューなんだよな」

武井「2走前は前半3F34秒9〜5F59秒9という速い流れを好位から抜け出し、前走は一転して前半3F36秒9〜5F61秒0という緩い流れを外を回って進出しての快勝と、全く異なる流れのレースで結果を出している点に、底知れぬ能力を感じますね」

佐藤直「高速馬場を割り引いても、2走前の1800m1分46秒2は超抜のレコードだよ。同じ阪神で、その時だけ走れば、負けられないと思うぞ」

中邑「前走にしても、抜け出して内にモタれ気味になってのものでしたから、着差以上の強さを感じましたね」

須藤「どんな形の競馬にも対応できて、展開に注文の付かないタイプですよね。秘める素質はともかくとしても、現時点での完成度で一歩リードしていると思います」

小桧山「有力どころでは最も体重が軽くて、線の細さが気になるけど、逆にその体が鋭いキレ味を生んでいるんだろうな。ともに坂のあるタフなコースで連勝していたという点も魅力的だよ」

西田「関西での競馬なら、前走で減った馬体も戻して出走できるはずですよね」

小野「そのリスグラシューの前走は、カイ食いが落ちて本調子ではなかった、という話も聞いてます。それで勝つんですから、能力は相当なレベルですよ。先週、栗東へ乗りに行った戸崎圭騎手も“本当にいい馬でした。十分に上位争いできますよ”と、絶賛してましたね」

細川「矢作師は“相手がいることなので、絶対にとは言えないが、良馬場で今までどおりの走りができれば好勝負できる”と、自信を見せていました。大外枠もあまり気にしていない様子でしたよ」

デスク「あと、特に関東のTM陣に高い支持を集めているのがディーパワンサだな」

久光「4着と土が付いてしまった前走のデイリー杯は、4角でのコーナーワークで付いた分だけの差と言えますし、勢いづいたゴール前の脚は一際目をひくものでした。多頭数でペースも流れるであろう今回は、少なくとも前走の勝ち馬は逆転できると思いますし、プラス10キロで前哨戦を叩いて本番へ、というのも理想的なローテーションですね」

坂倉「出たなりの位置でキッチリと折り合うセンスは、この時期の2歳馬の戦いでは大きなアドバンテージとなりますね。一方で、前走なども少し仕掛けてからの反応が鈍いところを見せましたが、そのあたりは阪神外回りのコース形態がカバーしてくれるはずです」

伊利「過去10年で7勝を誇るノーザンファームの品評会のような性格のレースですが、今年の出走馬4頭の中でも、最も光る存在はディーパワンサでしょう。前走で反応が鈍かったのは休み明けの分もあったと思いますし、叩いた今回は違うはずです」

瀬古「栗東組からも一言、言わせてください。凱旋門賞をはじめ数々の大レースを制しているドイツの名手が、2週続けて追い切りに騎乗して“メンタルの強い馬。大きなレースを勝つ資質を持っている”と、手応えアリの様子でしたからね」

細川「それに付け加える形ですが、シュタルケ騎手は“素直な馬”とも言ってました。前走を叩いたことで、反応のみならずキレ味自体も増すはずですよ」

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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