長谷部誠「新しい風が入ってきた」 W杯予選 サウジアラビア戦後のコメント

スポーツナビ

大迫勇也(ケルン/ドイツ)

最前線で体を張り続けた大迫(15番)。清武との連係の手応えを口にした 【写真:田村翔/アフロスポーツ】

「もっともっと相手に脅威を与え続けたい」

(緊張は?)緊張する必要がないし、いつもやっていることばかりなので。(オマーン戦とは空気が違う?)ありましたかね。そんなに変わらない気がしましたけれど、1人1人の緊張感はあったかなと。でもみんな集中してできていたと思います。

(良い展開になったが点が入らなかった?)もうこれ以上、負けられない試合でしたからね。少なからず今日の勝ちでまたスムーズに入れるんじゃないですか。(自分の役割をほぼこなせた?)最低限の結果ですけど。ただ、キヨ君とうまくいい距離ができていたので、これを続けること。さらにもっともっと相手に脅威を与え続けたいと思います。

(清武との関係がすごくいいが)昔から一緒にやっているので、すごく分かり合えるというか。ただ試合前から今日は俺らが頑張らないとだめだねって話を2人でしていたし、ここでやらないとダメだろうという話はしました。監督も思い切った采配をしたと思うし、僕が監督だったらこういう采配はできないかなっていう采配をしてくれたので、そこに応えるべくやっぱり俺たちが頑張らないとなっていう思いでした。(香川と清武はタイプが違うが?)真司さんも真司さんで、すごく僕のところに入ってきてくれるので、やりやすさはすごくあります。

(代表で戦って欲が出た?)楽しいですね。いい緊張感があるし、この中でできることは幸せだと思います。すごく楽しかったですね。

久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)

慣れない右サイドで代表初先発を果たした久保。「僕のクオリティーが上がればもっとよくなる」と手応えを感じていた 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

「僕のクオリティーが上がればもっとよくなる」

(試合を振り返って)もっとできたと思いますけれど、とりあえず良かったと思います。(監督の指示は?)とにかく裏に抜け出せと言われて試合に入りました。いい雰囲気でやれたので良かったです。

(スタメンはいつ知らされた?)知らされたのは今日ですけれど、練習でなんとなく分かっていました。(本田や香川がベンチの中、最終予選でスタメンで出たが?)あまりそういうのを考えすぎないようにプレーしました。

(何度か裏に抜けるプレーが見られたが、なかなか合わなかった)初めてだし、何回も抜け出すことを求められていたので。そういう意味ではランニングは何回かできたのでもっともっとよくなると思う。僕のクオリティーが上がればもっとよくなると思います。(チームメートからはどんな声をかけられた?)守備の仕方だったり、シュートを打つ時は思い切り、GKは見なくていいからボールだけ見て振れと言われました。

(右サイドでのプレーで意識したことは?)右サイドは初めてでしたけれど、僕がやる場合はランニングや前に入る動きが求められるので、それをすごく意識してやりました。(連係については)キヨさんが持ったら基本的にパスが出てくるので、僕は裏を狙おうと意識していました。(もう少しプレーしたかった?)そうですけれど、しょうがないです。

香川真司(ドルトムント/ドイツ)

スタメン落ちは「想定内」と語った香川(中央)。合宿で得られたものは「想像以上に大きかった」とコメント 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

「危機感というよりは刺激を受けた」

(途中出場だったが)まずは守備から入ることが大前提でしたし、1−0だったので隙を見てカウンターが決まればいいと思っていました。(スタメン落ちについて)そこは想定内ですし、切り替えていい準備をしようという感じですね。(開き直った?)そうですね、それが自分の役割だと思って、しっかり準備するようにしました。

(自身のパフォーマンスについて)もちろん得点がほしかったのは誰もが感じることですけれど、まずはチームが勝つことが何よりも大事です。あの時間帯のああいうスコア(後半19分に途中出場して1−0)の中で、できることをしっかりとやらなければいけない。チームのために走ることであったり、守備をすること。その中で2点目が取れたことはすごく良かったですし、厳しい試合だったなと感じてます。

(スタメン落ちが想定内なのはコンディションからそう思っていた?)もちろんそれもありますし、決して最終予選で自分自身が結果を残してる立場ではないので。(危機感は?)危機感というよりは刺激というか。もちろんこの状況で試合に出たいのはありますけれど、ただ、W杯を逆算して、最終予選も3月まで時間が空くので、またあらためて自分がやらなければいけないことがはっきりしたのかなと。この合宿で得られたものが今回は想像以上に大きかったんじゃないかと思います。

吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)

3月のUAE戦まで期間が空くことについて、吉田(左)は「大事なのはチームで試合に出ること」と語った 【写真:YUTAKA/アフロスポーツ】

「大事なのはチームで試合に出ること」

(勝利の感想は?)うれしいです。2点目がすごく重要だと思っていたので、ハーフタイムにも2点目を取ろうという話をしていました。オーストラリア戦も2点目を取れずに(1−1の)引き分けに持ち込まれたので、元気がよく決めてくれたと思っています。失点したのは悔しいですけれど、勝てたのがすごく大事なことでしたし、ホームで確実にたたいておかなければいけない相手でした。(W杯最終予選は)まだまだ半分終わっただけですけれど、しばらく空くので、また各々がチームで試合に出て、次のシリーズを迎えられるようにしたいと思います。

(前から守備にいくイメージだった?)臨機応変に。監督からも前からプレスにいくって話でしたし、サウジアラビアも思ったほどプレッシャーをかわせていなかったので、立ち上がりからいい形で入れたかなと思います。

(終盤は押し込まれた?)2点目を取ってからはボールを回され始めて、なかなか奪えなかった。そこの戦い方はもう少し工夫しなければいけないと思います。後ろでボールを回させる分には問題ないので、相手のミスを待って、しっかりとブロックを作ってからいくような、エネルギーをセーブしながら戦うやり方も大事だったと思います。サウジアラビアが残り10〜15分で勢いに乗ってくるのは分析でも分かっていたことなので、そこはツメが甘かったと思います。次に生かしたいです。

(ビルドアップは日本の方が正確だった。パススピードと正確性を意識した?)高いインテンシティーでプレーするのは監督の目標でもあるので、それに沿ったテンポでやらないといけないですね。あとはもっと高いインテンシティーの中でミスを減らすこと。僕もミドルレンジからロングレンジのパスをうまく通せなかったですし、そういうところの確率をもっと上げていければ、もっといいサッカーができると思います。

(ロンドン世代が多くスタメンで出たがチームバランスや競争意識はどう見えた?)元気は4試合連続ゴールなのですごいと思います。キヨもPKを冷静に決めてくれた。難しい試合で難しい時間帯でのPKだったと思いますけれど、うまく沈めてくれてチームのために貢献してくれている。競争がもっと激しくなれば、今まで出ていた選手もうかうかしていられないだろうし、若い選手にも刺激になると思います。チームにとって非常にいい相乗効果が生まれてくると思うので、上の人が年取るのを待つのではなくて、奪いにいく姿勢が大事だと思います。

(最終予選もこれで折り返しになる。後半戦は?)アウェーの中東での試合は難しくなってくるので、そこで勝ち点を積み上げられるかどうかがキーになってくると思います。もちろん取りこぼしてはいけない試合はたくさんあるし、初戦に負けたことによってそのツケをいまだに払わされてる感じがするので。とにかくW杯に行くことが目標なので、(各チームと1試合ずつ)対戦して個人的にも何をしなければいけないのか。どう戦わなければいけないかを理解したつもりですし、チームとしてもより分析が進むと思います。逆に相手も僕らのことを分かっているわけで、やっぱり大事なのはチームで試合に出て、いいコンディションで迎えることじゃないかと思います。

本田圭佑(ミラン/イタリア)

 みんな良かったんで、みんなに聞いてやってください。

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