【ファイヤープロレス】大仁田、復活・青柳館長に最後の一騎打ち要求「アンタともう1度だけ闘いたいんじゃあ!」

大仁田事務所

「魔世軍」総裁・ミスターXとして復帰した青柳館長

「魔世軍」総裁として生まれ変わった青柳館長は「大仁田の首を獲る!」とメンバー総出で集団暴行 【大仁田事務所】

 邪道・大仁田厚が宿敵・青柳政司に最終決着戦を要求――。昨年5月に交通事故で右足の30箇所を粉砕骨折する重傷を負って現役引退を余儀なくされながら、9月に「魔世軍」の総裁・ミスターXとしてリング復帰を果たした青柳に対し、大仁田が「もう1回だけ闘おうじゃないか」とファイヤープロレス11・3横浜で呼びかけた。

 この日、邪道軍(大仁田、保坂秀樹、HASEGAWA)と魔世軍(魔世軍2号、4号、5号)はメインイベントのスクランブル・バンクハウス有刺鉄線ボードデスマッチで激突。魔世軍サイドに巨漢の魔世軍1号と新構成員の怨霊が加わり、試合は3対5ハンディキャップマッチの様相を呈したが、巧みに戦況を見極めた大仁田が秘密兵器のバックドロップホールドで4号を仕留めて自軍に勝利をもたらした。

青柳総裁「最終的には大仁田の首を獲る!」

青柳総裁はさらなる「魔世軍」新戦力を投入を予告 【写真提供:大仁田事務所】

 しかし、大仁田劇場ならぬ青柳魔世軍劇場はそこからだった。魔世軍が始動したファイヤー9.19名古屋と同様に青柳総裁がリングに飛び込み、メンバー総出で大仁田を集団暴行。大仁田は首都圏の邪道ファンの前でも屈辱にまみれた。
「勝ち負けなんて関係ない。大仁田の無様な姿を見たか! とにかく試合後にリングを占拠しろと(魔世軍構成員には)命じてある。魔世軍は試合のたびに構成員を増強していく。これからもどんどん新戦力を投入して大仁田を痛めつけるぞ。そして、最終的には大仁田の首を獲る!」と、青柳総裁は一気にまくし立てた。

 また、11・3横浜のセミファイナルでは、ミスター雁之助&ミスター岩之助&ミスター頑之助の新生GUNSトリオが田中稔&松田慶三&Hi69に快勝。今後は魔世GUNSとして魔世軍本隊と共闘して大仁田包囲網を敷く構えを見せた。

最終決戦の場に因縁深い名古屋を指定

大仁田は還暦の引退までに「もう1度だけ闘いたい」と青柳戦を熱望 【写真提供:大仁田事務所】

 一方の大仁田は、「(9.19)名古屋でも言ったけど、館長(青柳)がリングに帰ってきてくれて、オレは素直にうれしい。(昨年10月に)NOAHが(青柳の)引退セレモニーをやったか知らんが、こうしてリングに戻ってきた以上は、もう1回、もう1回、もう1回だけ闘おうじゃないか。オレがリングを降りるまで、あと1年のうちにアンタともう1度だけ闘いたいんじゃあ! 名古屋で最後に闘おう。……その時は、アンタの蹴りを32発、受けてやるよ」と邪道節で宿敵に奇跡のカムバックを促し、両雄にとって因縁深い名古屋の地を最終決戦の場に指定して“還暦電流爆破ロード”に青柳戦を組み込んだ。(文:小野仁)

■ファイヤープロレス
11月3日(木) 神奈川・横浜ラジアントホール

<邪道軍vs.魔世軍〜スクランブル・バンクハウス有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ 時間無制限1本勝負>
○大仁田厚、保坂秀樹、HASEGAWA
(8分15秒 バックドロップホールド)
魔世軍2号、●魔世軍4号、魔世軍5号

<6人タッグマッチ60分1本勝負>
○ミスター雁之助、ミスター岩之助、ミスター頑之助
(13分44秒 ファイヤーサンダー→エビ固め)
田中稔、松田慶三、Hi69●
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