広島、25年ぶり日本S進出の鍵は? ジョンソンと助っ人2人打線に期待
初戦の先発が確実視されるジョンソン 【写真は共同】
重要なのは先発ピッチャー
影響があるのは「+2勝1敗」の部分だ。レギュラーシーズンを終え、3試合の真剣勝負を勝ち抜き勢いに乗った横浜DeNAに対し、広島は10月1日のシーズン最終戦以降、真剣勝負の場から遠ざかっている。この間、チームはみやざきフェニックス・リーグの参加も検討されたが、天候などを考慮し、広島に残って調整を続けた。社会人チームとの練習試合や紅白戦も行ったが、選手の実戦感覚に不安があるのは否めない。
今季の直接対決は広島の13勝12敗とほぼ互角。その中で、やはり重要になるのが先発投手だろう。ファイナルステージでの先発が予想されるのは、ジョンソン、野村祐輔、黒田博樹、ヘーゲンズの4人。第5戦以降までもつれれば、福井優也や岡田明丈などの起用が予想されるが、この2人は今季DeNA戦で未勝利と不安がある。相性を考えるならば、対戦成績が1勝1敗、防御率2.25の薮田和樹や、同防御率が2.51とまずまずの成績を残している九里亜蓮などの起用もありそうだ。
ジョンソン、野村、黒田。先発3本柱の相性は?
クローザーの中崎翔太はレギュラーシーズン終盤に腰の違和感で離脱するも、9日の紅白戦に登板。田中広輔、菊池涼介、丸佳浩を三者凡退に抑えて復調をアピールした。今季は自己最多の34セーブを挙げ、防御率1.32と不動の守護神に成長した中崎は、DeNA戦でも計11試合で無失点に抑えた。CSに間に合ったのは非常に大きい。
そして中崎の前を投げるジャクソンも、同様にDeNA戦で11試合に登板し防御率0.00。彼らの前を投げる今村猛、大瀬良大地らの投球がポイントとなる。