吉田「勝って監督の信頼に応えたい」 W杯最終予選イラク戦前日 選手コメント

スポーツナビ

酒井宏樹(マルセイユ/フランス)

「落ち着いて90分で勝つというサッカーをしたい」と酒井宏樹 【スポーツナビ】

「しっかり状況判断しながら」

 勝たないといけない、それだけです。いい準備ができていると思いますので、あとは結果がついてくるだけ。それを祈って全力でやるだけです。

(2連敗のイラクも後がない状態だが)相手に勝つことだけを考えて、僕らのほうが追い込まれていると思わないといけないですし、(2試合で)勝ち点4ではなく、6取らないといけない。まず守備としては(失点)ゼロで終わるのは絶対なので、そこを考えながら、(攻撃に参加するときは)相手が前に何枚残っているかを見定めて、しっかり状況判断しながら(プレーしたい)。

 相手は後がない状況ですが、僕らはホームなので、しっかり自分のペースで進めていかないといけないですし、圧倒しないといけない。それが結果的に1−0になるか、大勝になるか分からないけれど、内容的には圧倒しないといけない。そういうところは全部突き詰めていかないといけない。

(イラクの右側は弱いと言われているが、左右のバランスについては?)映像を見る限りでは、(相手の右サイドの選手が)ボールウォッチャーになるので、そこは狙い目かと思います。試合の流れに合わせて、そこはみんなで話し合っていきたいです。僕が行かないのも戦術ですし、相手にカウンターをさせないというのも大事ですし、相手が下がるのであれば行くし。相手が引く状態というのは(フランスでも)経験していますし、ホームで0−0になって焦る気持ちというのもすごく分かるので、落ち着いて90分で勝つというサッカーをしたいです。

(守備の選手が何人かカードをもらっているが)そこは仕方がないです。そのために(バックアップの)みんながいますし、しっかりチームとして戦っていきたいです。

岡崎慎司(レスター/イングランド)

「勝ち以外、自分たちが求めるものはない」と岡崎慎司 【スポーツナビ】

「キーワードは“出し入れ”」

(イラク戦に向けて)気持ち的にはいつもと一緒です。危機感はありますし、厳しい状況になっているのは理解していますけれど、自分たちがやることは変わらないです。選ばれたからには日本代表として全力を出すことだと思います。所属チームでは厳しい戦いをしている中で、出場機会がないわけではないので、自分がやるべきことを毎回、課題を見つけて取り組んでいます。代表は違うシステムでもあるし、違う意味もあるので、W杯に行くための2試合なので、チームのためにも自分がやれることをやりたいと思うし、試合に出られるならチームのためにゴールを決めるべきだと思います。ピッチに立ったら全力でやるのみですね。

(チームの雰囲気は)タイに勝って、チーム全体としてはいい雰囲気で入れていると思います。暫定ではオーストラリアが抜けているだけであって、僕らが勝ちを積み上げていけば、そこに並ぶ可能性があるので、この試合に懸ける思いは強いと思います。チームが勝つためにどう取り組んでいくのかは追求できているので、今の状況が日本代表が強くなるためのいい場面になるかなと。そういう意味でも勝ちにつなげなければいけないし、勝ち以外、自分たちが求めるものはないかなという感じです。

(UAE戦について)前回は久しぶりに集まったというのもあるし、その前(6月)にボスニア(・ヘルツェゴビナ)に負けたというのもあって、自信を持ってできなくなりつつありました。その結果、皆が結果を出したいというのが強すぎて、(攻撃が)中に入り過ぎたということだと思います。もちろん監督の指示もあったので、それだけになってしまったというのもあるんですけれど、もう一度チームとして整理をして強弱をつけるのが自分たちの強みという話になったので、ベースとしては皆で出入りをしつつ、パスも出し入れしてタイミング良く出ていくとか、メリハリをつけていくことが大事だと思います。そういう臨機応変な対応が、僕はボスニア戦で負けたことによってできなくなった部分があったと思います。

 タイ戦に勝って、アウェーの厳しい戦いでしたけれど、ほとんど主導権を握った試合ができたので、選手同士でコミュニケーションを取る機会も増えているし、監督が言っていることも信頼しながらやっています。キーワードは「出し入れ」、外に張っているだけではなくて、誰かが降りてきたら誰かが裏に抜けるとか、余裕を持って。勝たなければいけないですけれど、冷静にサッカーをしないといけないと思います。

西川周作(浦和レッズ)

西川周作(中央)は「今日も集中して練習ができたので、明日への準備は皆でできた」と自信をのぞかせた 【スポーツナビ】

「同じことをホームで繰り返してはいけない」

(イラクは)若くて、五輪世代が中心となっているチームですけれど、自分たちは(UAE戦と)同じことをホームで繰り返してはいけないと思います。UAE、タイと戦った経験は明日も必ず生きてくると思うし、自分自身もいい準備ができたと思っています。メンタル面、フィジカル面でも明日はいいパフォーマンスができるのではないかと。とにかく余計なことは考えずに、無心で楽しむことができれば、チームは必ずいい方向に向かっていくと思っています。

(監督からはどんな指示があった?)監督も自分たちを信じていると強く言ってくれていました。誰が試合に出ようと、皆で同じ方向を向いて勝ちにいくと強く言っていました。ホームでは負けられないと思っていますし、とにかく試合の入りから日本の勢いを出していきたいと思います。

 ここ数日は、各自のコンディションにばらつきがある中で、監督もいろいろと考えて調整してくれました。今日も集中して練習ができたので、明日への準備は皆でできたと思います。

山口蛍(セレッソ大阪)

「やっていることは今までと変わらない」と語った山口蛍 【スポーツナビ】

「やっていることは変わらない」

(最終予選について)やっていることは今までと変わらないと思います。繰り返して同じことをやっているだけなので。(イラクの映像は)見ました。チーム全体というよりは個々のプレーヤーを見ていたので、各選手の特徴をつかんだという感じでした。

(監督からの指示はメンタル面が増えた?)いや、変わらないと思います。いつもどおりですね。

2/2ページ

著者プロフィール

スポーツナビ編集部による執筆・編集・構成の記事。コラムやインタビューなどの深い読み物や、“今知りたい”スポーツの最新情報をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント