お値段2億円サトノ&マカヒキ配合スズカ 1着同着ディープ産駒2頭の★評価は……
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
今年も「2億円」の「サトノ」が登場 サトノアーサー
デビュー戦で1着同着となったスズカフロンティア(左)とサトノアーサー(右)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
サトノアーサー 牡 馬体重:464kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:川田 厩舎:(栗) 池江寿
生産: ノーザンファーム
馬主: 里見治
父:ディープインパクト
母:キングスローズ(Redoute's Choice)
無難にスタートを出て、折り合いもついて中団をスムーズに追走。残り800m辺りから徐々に手が動いてペースアップし、前にスズカフロンティアを見ながら外を回って追い上げていく。直線ではややモタつき気味で、先に抜け出したスズカを捉え切れるかは微妙な所だったが、重心がグッと低く沈む迫力のあるフォームで追い込むと同着でのゴールインとなった。
馬体診断
全体のバランスは良いが、トモを中心にまだ発展途上といった印象も見受けられ、スピードに乗ってからは問題ないが、スピードに乗るまでがまだ弱い。最終追いでは終い重点とはいえCWでラスト1F11秒5。折り合い面にも不安はなく、もっと長い距離の方が良い。多少渋った馬場くらいならこなせるが、ストライドが大きいタイプだけに本質的には良馬場で。
血統診断
母キングスローズはニュージーランドの1000ギニーを制した馬で、他にGIで2着が2回、重賞は5勝という馬。1200m〜2000mまで、幅広い距離で走っていた。本馬が初仔だが、セレクトセールで2億円近い値が付いたことから、期待の大きさがうかがえる。母父のRedoute's Choiceは1200m〜1600mで活躍したが、産駒には2000mを越す距離で活躍する馬も多い。父との組み合わせなら中距離〜長距離まで幅広くこなせそうだ。
馬券の狙い目→現状の競馬ぶりなら2400m級かそれ以上の距離がベター。まだまだ先の話だが、菊花賞戦線で狙ってみたい一頭。
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