福原「やはり神様はいるんだな」 銅メダル・卓球女子代表のコメント
伊藤、東京五輪では「このメダル以上の色のメダルを」
世界ランキングでは格上のフェンを破った伊藤美誠。東京五輪への思いを語った 【Getty Images】
率直な気持ちですごくうれしいです。
――一昨日(準決勝のドイツ戦)は涙に暮れていたが?
一昨日はすごく悔しい気持ちで、悔しい涙で終わってしまったんですけど、夜にしっかりと気持ちを切り替えて、最後は笑顔で終わろうということを心掛けようと思いました。
――夜はどんなことを考えたのか?
負けてしまったことは取り戻せないので、悔しさを3位決定戦でしっかりぶつけていければいいなと思いました。
――夜は誰といた?
その日の夜はお母さんだったり、コーチと話をしてしっかり振り返って、次の日はあまり振り返らないようにしました。次の日は昼くらいまで寝ていました。
――ダブルスの第1ゲームはどういう気持ちだったか?
ドイツ戦ではダブルスがカギだと実感したので、そこでしっかりと取ることを心掛けていました。
――緊張は?
いえ、全然。泣いても笑っても最後だという気持ちでやっていました。
――吹っ切るきっかけになったことはある?
負けたときは切り替えられていなかったんですけど、皆さんから励ましの言葉だったりとか、「3位決定戦、頑張って」ということを言われたので、そういう応援してくれている方たちの分まで、絶対にメダルを持って帰って、見せるということが自分の仕事なんだなという気持ちでやっていました。
――ダブルスの第2ゲームのエッジボールはどうだったか?
あれはラッキーだと思います(笑)。気持ちで入ったボールかなと思います。
――フェン選手との試合前に福原選手、石川選手と話をしていたが、何を話していた?
石川さんも福原さんも、この大会などで戦っている選手だったので、戦術だったり、どういうことをやってくる選手かを教えていただきました。
――アドバイスを聞いてどういう思いになったか?
私はつい最近の大会で負けている選手だったので、負けているといっても2−3だったのですが、思い切ってやろうと心掛けてぶつかっていく気持ちでやっていました。
――銅メダルの瞬間にコートに立っていた。今後はあの瞬間がずっとテレビで残ると思うが、それについてはどう思う?
最後は勝ったんですけど、その勝ちは先輩方のおかげで勝てたと思うし、私だけの勝ちではないので、応援してくださった方も含めて全員で取ったメダルじゃないかと思っています。
――銅メダルを取った五輪だが、伊藤選手にはどういう五輪だったか?
最低でも銀メダルということをずっと言っていたのですが、五輪のメダルを取ることはこんなにも厳しいんだなと。何が起こるか分からないし、そういうことをあらためて感じた大会だったなと思います。しっかりと目標のメダルを取れたので、良かったと思っています。
――他のツアーとかと違って何が一番違った?
選手の気合いですかね。戦っている相手もそうですし、自分たちはいつも気合いは入っているんですけど、すごい迫力でやっているということが分かりました。
――一緒に戦って、あらためて石川選手や福原選手に対して感じたことは?
本当に私にとって、心強い先輩方です。私がミスを連発したときでも、「大丈夫だよ」という励ましの言葉であったりとかをかけてくれたので、すごく心強い先輩方だと思っています。
――4年後の東京五輪に向けて。
まずはこのリオ五輪でメダルが取れて良かったですし、次の東京に向けて、まずは出場することが目標。出場するのもどんどん難しくなってくると思うので、まずはしっかり出場して、このメダル以上の色のメダルを取れたらいいなと思っています。