ほぼ毎日走るライター南井正弘が厳選 気に入ったシューズ2016上半期リリース6モデル

南井正弘

【Getty Images】

6モデルの特徴と魅力を紹介

 今年の上半期も各ブランドから独自のテクノロジーを搭載したランニングシューズが続々と登場。これまでに数十足を実際に着用して走ることができたが、そのなかでも筆者が特に気に入ったプロダクト6モデルを紹介。その特徴と魅力を紹介する。

アディダス ピュアブーストZG

【南井正弘】

 2013年の登場以来、その比類なき衝撃吸収性と反発性でアスリートを魅了してきたミッドソール素材がアディダスのブーストフォームだ。特殊な配合&構造からなるこのマテリアルは、着地時のインパクトを効率的に推進力へと変換することで足が自然に前に出るような感覚をランナーに与えることとなった。

 ランニングシューズのエナジーブーストに初搭載されたブーストフォームは、現在では数多くのプロダクトに採用され、アスリートのパフォーマンス向上に貢献。今春リリースされたピュアブーストZGは、このブーストフォームの機能性を最大限発揮すべく開発されたニューモデルで、ブーストフォーム独自のクッション性と反発性をアスリートがより一層体感できるように、足裏のすぐ下に配置。EVA製のアウトソールは軽量性と安定性を兼ね備えることに成功している。

 実際に走ってみるとプライムニットのアッパーはフィット感が高く、シューズと足を一体化させてくれ、脚力のロスが少ない。そして足裏にブーストフォームを配した構造により、上級モデルのウルトラブーストと比較してもそれほど遜色ないクッション性と反発性を感じることができた。デザインもスタイリッシュなので、ランニングシーンはもちろんのこと、カジュアルシーンで着用するのも悪くない。

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著者プロフィール

フリージャーナリスト。1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツブランドのプロダクト担当として10年勤務後、ライターに転身。スポーツシューズ、スポーツアパレル、ドレスシューズを得意分野とし、『フイナム』『日経トレンディネット』『グッズプレス』『モノマガジン』をはじめとしたウェブ媒体、雑誌で執筆活動を行う。ほぼ毎日のランニングを欠かさず、ランニングギアに特化したムック『Runners Pulse』の編集長も務める

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