サイレンススズカを筆頭に名馬がズラリ! 競馬記者が選んだ『衝撃デビュー馬』
衝撃を巻き起こした個性派や今年の2歳馬の名も
ダンビュライト
血統的にも道悪は苦にしないタイプなのだろうが、この日は本当に極悪馬場。少しノメりながらも他馬がフラフラする中、内目を持ったままで坂下まで進出。追っての伸びも上々で、むしろ良馬場で、距離が延びて楽しみです。あの馬場で、まっすぐブレないフォームで走っている姿はまさに衝撃的です。
守屋TM
オーシャンエイプス
2007年1月20日に京都でデビューしたオーシャンエイプス。結局、同馬は重賞タイトルには手が届きませんでしたが、デビュー戦は凄い勝ち方でした。京都競馬場の記者席は、場所柄、4角から直線で外目の馬は双眼鏡で追いづらく(見づらく)なるんですが、オーシャンエイプスは外目から一気に内に切れ込んでいって、他馬を馬なりで置き去り。目に見えてグングン後続を突き放していく様は、気持ちいいほどでした(2着には8馬身差)。
その後、クラシックに乗せようと距離を延ばしましたが、中距離では末脚は弾けませんでしたねぇ……。マイル以下に特化して使っていれば、重賞にも手が届いたのでは?と思わずにはいられません。ちょうどこの年の3月から美浦トレセン勤務になったので、余計に栗東時代の思い出というか、印象に残っています。
伊利TM
ゼンノエルシド
五本脚で勝ったゼンノエルシド。レース後に岡部騎手が“いいモノを持っている”とコメント。
持木TM
ケリーバッグ
ダート1200mの新馬戦で圧倒的なスピードを見せて大差の逃げ切りが印象的だった。ちなみにその1ヵ月半後の桜花賞でアグネスフローラの2着だった事も脅威的です。
坂倉TM
ダブルブラザー
相当な器と感じたけど、思ったより出世しませんでした(笑)
木谷(編集)
フェイトフルウォー
返し馬で放馬して、「これはアカンな……」という雰囲気でしたが、レースではインをスパッと抜け出して快勝。若干、慌てている周りと、放馬しても何故か冷静に映った田中勝Jが対照的でした。ステイゴールド産駒らしい個性派です。