高校野球芸人と行く!初めての地方大会 カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』
いざ江戸川区球場へ!!
朝7時ごろから大会公式ホームページをチェックしつつ、現地情報を求めて「東東京大会」「雨」などのキーワードでツイッター検索。ひとまず雨天中止という情報はどこにもなかったため、試合会場となる江戸川区球場の最寄り駅・西葛西へ出発。
特に変装とかしない全国区タレント。忍びないし、構わない 【カネシゲタカシ】
江戸川区球場の外観 【カネシゲタカシ】
球場で働いていたのは真っ黒に日焼けした坊主頭の高校生たち 【カネシゲタカシ】
これぞ高校野球大好き芸人
「いやあ、立派な球場ですよ。○○県の△△球場なんて本当にボロくて、イスなんかも昔ながらのコンクリートですから」
捕手のほぼ真後ろに席を取ると、藤田は家から持ってきた冊子らしきものをバッグから取り出しました。
「日大一は2回戦で城北を破って勝ち上がってきました。城東はシード校なので今日の3回戦が初戦で……」
「ごめん、ちょっと待って。それ見せて」
藤田が持ってきた冊子 【カネシゲタカシ】
やりやすいのは「圧倒的に小雨っス」
やっぱり晴れた日にやらせてあげたいなと思いつつ、藤田に「炎天下の試合と小雨の試合、選手としてはどっちがいい?」と質問しました。すると「圧倒的に小雨っス」と即座に返答が。
「まず投手はボールに湿り気のあるほうが指にかかっていいんです。それにカチカチの地面よりもイレギュラーが少なくなるんで、守備もしやすいですね。また今日ぐらい涼しいと体力を削られることもない。炎天下よりよっぽどいいです。なんならベストに近いコンディションじゃないですか?」
さすが元高校球児。回答にしっかりと根拠があります。「青空のほうがステキやん?」みたいな僕の感想とは雲泥の差。
球場外で買った『出場校選手名簿』は全164頁。地方によってはずいぶん薄かったりするのだろう 【カネシゲタカシ】
東東京大会3回戦。城東にとっては初戦、日大一にとっては2戦目。僕の知らないところで“すでに終わった夏”がたくさんあるんだなぁと思いつつ、けたたましいサイレンの音を聞きました。
そして今日もまた、どちらかの夏が終わります。
〜〜後編(7月26日更新)に続く〜〜
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【写真提供:吉本興業】