ファンも味方も相手もイチローを祝福 P・ローズを抜いたその瞬間、球場では…
パドレスの二塁手・ソラーテもイチローを祝福 【田口有史】
イチローが打席に入る前、1死一塁の場面で代打のジャンカルロ・スタントンがサードゴロに倒れるも、併殺を逃れたことでイチローに打席が回ったわけだが、この打席の意味を知る球場のファンは、一斉に立ち上がってイチローに声援を送った。
そういう空気の中での一打。イチローが二塁に到達すると、声援に応えてヘルメットを取る。そのとき、球場のボルテージがいっそう上がった。
多くの記者がツイッタ―で伝える
そのとき、試合開始直後ということもあって、客席はまばらだったが、三塁側の内野席を中心にスタンディングオベーションが起こる。日の丸を振っているファンもいた。
この直後から現場にいた米記者のみならず、多くのメディアが、イチローがローズに並んだことをツイッターなどで伝えた――まるで、大リーグ記録に並んだかのように。
ある記者が話していた。
「ツイートしたら、大リーグ記録じゃないじゃないか、というコメントがあった。でも、イチローを認めざるを得ない。イチローのヒットを打つ能力は、飛び抜けている」