2歳馬チェック、新シーズン開幕! 新馬一番星レッドラシーマの★評価は…
競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック
新馬一番星 血統背景豊かなレッドラシーマ
今年の2歳新馬勝ち第1号はクロフネ産駒のレッドラシーマ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
レッドラシーマ 牡 馬体重:476kg
★★★★★ 5点〔1600万クラス〕
騎手:福永 厩舎:(栗) 平田
馬主:東京ホースレーシング
生産:ノーザンファーム
父クロフネ
母アドマイヤリッチ(サンデーサイレンス)
スタートは何ら問題なく、中団につけて様子をうかがう競馬。3角辺りから抑え切れない、といった感じで先頭に並びかけていく。なかなか粘る2着馬を交わせなかったが、坂上でスッと抜け出した。ラスト3Fは11秒3−10秒8−11秒8。スローではあるが、この時期で1F11秒台を切れるラップを踏めたのは高評価。見た目以上に速い脚が使えるタイプ。
■馬体診断
骨格がしっかりとしていてバランスの良さが目立つ。筋肉量はまだ物足りないが、それは成長を待ちたいところ。繋はやや太い造りだが、柔軟性があって意外と瞬発力もありそう。現時点では1800m〜2000mくらいまでこなせそうだが、体型的には筋肉量が増えればマイル前後が守備範囲となりそう。
■血統診断
母アドマイヤリッチは芝・ダートを問わず中央で6勝をマーク。本馬の兄姉にはレッドオリヴィア、レッドソロモンと、上級条件でも活躍している馬がおり、素質は高い。3代母のKey Flyerはダンシングキイ(ダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードの母)の全妹で、産駒にはスプリングマンボ(スズカマンボの母)など。芝中長距離で活躍した豊かな血統背景を持つが、近親にはグリッターウイング(レパードS2着)やトーセンアレス(浦和記念3着)など、ダートでも活躍馬が出ている。
馬券の狙い目→2000mまではこなせるタイプ。ダート適性を秘め、選択肢は幅広い。