究極仕上げのアイツが追い切り第1位 日本ダービー『調教BEST5』

競馬専門紙「優馬」

第3位 リオンディーズ

リオンディーズとM.デムーロは息ピッタリの最終追い切りを披露 【撮影:日刊ゲンダイ】

12)リオンディーズ
牡3 (栗)角居勝彦
[好気配]Mデムー25日栗CW良
(6)85.0 - 68.9 - 53.1 - 38.4 - 11.4 (7)直強先着
○…動きに鋭さが出て前走を上回るデキ
気配…8 動き…8

皐月賞時と同様に3頭併せの内を追走する形での追い切り。軽く促されただけだが、アッサリと先着し、動きの力強さ、素軽さは前走時よりも格段に良化した。坂路でも軽々と好時計をマークしており、能力の高さは流石の一言。課題である折り合いも調教からは問題なさそうに映る。

高田助手「普段からCWに入れたり、リラックスさせることを意識した調整を取り入れた。兄のエピファネイアよりコントロールが利きそうだし、リズム良く運べれば巻き返せるはずだよ」

パドックここをCHECK→パドックでは大人しい方だが、関東への長距離輸送は今季3回目。大幅な馬体減とイレ込みには特に注意したい。

第2位 マカヒキ

坂路を軽快に駆け上がり万全の仕上がりをアピールしたマカヒキ 【撮影:日刊ゲンダイ】

3)マカヒキ
牡3 (栗)友道康夫
[好調子]助手25日栗坂良(1回)
52.9 - 38.5 - 24.7 - 12.1 強目
◎…軽快な動きで調子はすこぶる良い
気配…8 動き…9

中間にコースでビッシリと追い切って、最終追いは坂路、という前回同様のパターン。とにかく終い鋭い動きが目に付いた。それほど重い負荷を掛けてきているわけではないが、本数は十分にこなし、まだ上積みもある。終いの破壊力には今回も要注意。

友道師「皐月賞は負けましたが展開のアヤもありましたし、内容は悪くなかったと思います。レース後の回復が早く、納得のいく調教も積めましたし、東京コースで力を出し切ってくれれば」

パドックここをCHECK→気性面に不安要素が少なく、パドックではいつも落ち着いている。軽い脚捌きで首を使ってリズム良く周回できていればOK。

第1位 サトノダイヤモンド

最終追い切りで圧巻の動きを見せたサトノダイヤモンド 【撮影:日刊ゲンダイ】

8)サトノダイヤモンド
牡3 (栗)池江泰寿
[鋭く伸る]助手25日栗CW良
(8)81.8 - 65.9 - 51.6 - 37.5 - 11.5 (7)直強先着
◎…反応鋭く1Fシャープな伸び
気配…8 動き…9

雄大なフットワークでスピードの絶対値の高さを再認識。特に最終追い切りが抜群の走りで、併せたプロフェットはともかく、調教で動くタイプのサトノノブレス(古馬OP)が相手で尚更評価は高い。明らかに東京コースでこそ真価を発揮するタイプで、やや物足りなかった反応の鋭さも良化。中間の追い切りの内容を考えると、皐月賞時の仕上がりはまだヌルかったと言わざるを得ない。本番が実に楽しみである。

池江寿師「思った以上のハイペースになったし、手足が長くて加速に時間がかかるので直線の不利も痛かった。センスのいい馬なので距離やコースの心配はないし、リベンジを果たしたい」

パドックここをCHECK→久々の皐月賞はやや重苦しさと緩さがあって気合乗りも一息。馬体が絞れてキビキビと周回できていれば好勝負になる。

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競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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