本田「勝った試合で課題を出した」 W杯アジア予選 シリア戦後のコメント
長友佑都(インテル/イタリア)
試合後「最終予選はそんなに甘くない」と気を引き締めるコメントを残した長友 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
無理だなと思ったら全体的に下げて、イタリアサッカーじゃないですが、閉めるところは下げて閉めるというような戦術は今後の課題だと思います。今日はホームで2次予選最終戦で、最高の試合を見せたいという気持ちがみんな強かったから前掛かりになったと思いますが、最終予選はそんなに甘くないと思います。結局ロングボールを蹴られて、跳ね返したとしてもセカンドボールを取られていかれることもあるので。
(今はあえてリスクチャレンジしてるところもあるのか?)そうですね。監督もそれを求めてやっていると思います。攻撃的な守備をしていこう、ということでやっていると思います。ただ、今日は良いボールが沢山あったし、良い形もたくさん作れた。ただ、最終予選は甘くない。今日は3点くらいやられていてもおかしくなかったので。
(6月のキリンカップまで、監督から課せられた宿題は)まずは相手のレベルがもっと高くなると思うから、そういう相手に自分たちが今続けているサッカーがどれ位できるのか。特に守備の部分で、課題がたくさんあると思います。
(クロスの質がどんどん上がっているが)練習はしていますので。僕は誰よりも才能がないので、誰よりも練習をしないといけない。少しずつでも進歩、進化できればと思いながらやっています。またイタリアに帰って、しっかり練習を続けたいです。
西川周作(浦和レッズ)
好セーブを見せた西川は「集中して守ることができた」と無失点試合を評価 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
今日は何としても無失点に抑えたいという気持ちが、ああいうプレーにつながったと思います。特に足に当たったシュートなどは、どこに行くのかが分からなかったのですが、とにかく体に当ててやろうという必死な状態だった。しっかり2次予選をすべて(失点)ゼロで終えたことは、本当に良かったと思います。
(ボールを)つなげてチャンスになって、得点が決まったりしていますし、みんなで集中して守ることができた。チャンスを相手に与えてしまったことはチームとしての修正点だと思っています。良いところもたくさん出ましたし、無失点で後ろは終えることができたので、良かったです。
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
自分のところで点が取れていれば、もう少し(試合を)楽に進められたかなと思います。1本は決めたかったです。
(本田との連携は今までの右サイドバックにはない動きだったが)圭佑くんともコンビネーションについては話しています。でも話している動きが出たわけではないのですが、常に圭佑くんの動きを見ています。あとは、最近チームでもボールを持つこと、人に関わることを意識して、自分のサイドでボールを回しながら(ゲームを)作ることは意識しています。相手のサイドハーフに付くときに、ライン際にだけ立っていると向こうに的を絞らせやすいということがあるので、ラインから内側に離れてボールを受けてみたり、あるいはわざとライン際に張って圭佑くんと中でワンツーで受けるとか、そういうバリエーションは常に頭の中に描いてやっています。圭佑くんがうまくシンプルに使ってくれたりしたのでやりやすかったです。お互いを見合いながらプレーできたのは良かったと思います。
川島永嗣(ダンディー・ユナイテッド/スコットランド)
久しぶりの代表合流を振り返り「高いレベルで常にやっていかないといけない」とコメントした川島 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】
戻ってくるまでは長かったですが、もう一度ここに戻ってこられたというのは、自分にとっては非常に大きなことです。もう一度ここでスタートを切れるというのは、雰囲気もチームのプレーもこれが日本代表のスタンダードだと思いますし、そういう中の一員で自分がいられるというのは喜ばしいことです。ここから自分もそうですし、チームもまた高い目標を目指して行きたいなと思います。
(チームの立ち上げから、レベルアップは感じているか?)いない期間もあるので全部が見えているわけではないですが、選手が1年やった中で迷いはなかったですし、ゴールに向かう姿勢というのは、今日は本当に見せられたと思います。ただ、そうじゃないゲームもあったと思う。自分たちの基準だったり、スタンダードをどこに定めるのかを考えると、こういう高いレベルで常にやっていかないといけないと思います。