専門紙記者が選ぶ『最強スプリンター』 バクシンオーvs.カナロア論争に終止符
2強以外といえば……!?
ニホンピロウイナー
創設第1回からマイルチャンピオンシップを連覇したこともあって、“マイラー”のイメージも強い馬だが、実は1400mで6戦5勝、1200mでは4戦全勝という完璧な実績を残している。当時はスプリントGIがなく短距離重賞自体も数少なかった。スプリント路線が整備された時代に出現していれば、もっと凄い実績を残していたと思うが、そんな時代だったからこそ2000mの重賞も勝ってたりする。いずれにしろ、こういう馬はもう現れないだろう。
福田TM
ニホンピロウイナー
強さというカテゴリーならこの馬。
吉田TM
サンアディユ
デビューが明け3歳の4月で、芝を使ったのはそこから13戦目。芝で6戦3勝なので、似たような過程だったスリープレスナイト(芝7戦3勝、GI1勝)の方が評価は上かもしれませんし、最強馬を選ぶのにタラレバは好ましくありませんが、屈腱炎で引退したスリープレスナイト以上に、順調だったら……、と思わせる馬でした。
木谷(編集)
カルストンライトオ
2002年、2004年のアイビスSD、そして不良馬場のスプリンターズSで4馬身差の圧勝。特に2002年のアイビスSDでマークした53秒7というレコードは今も破られておらず、4F目の「9秒6」や真ん中の3Fは驚異の「29秒6」という数字。成績に安定感はありませんでしたが、「速さ=強さ」とも言えるスプリント界で、瞬間最大風速的なスプリンターとして最強候補に挙がってもいいと思います。
加茂TM
タイキシャトル