専門紙記者が選ぶ『最強スプリンター』 バクシンオーvs.カナロア論争に終止符

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」トラックマンアンケート

 来週末は春のスプリントGI高松宮記念! ということで、1週早い感じもしますが、今回のお題は『日本競馬史上最強のスプリンター』。サクラバクシンオーかロードカナロアか、競馬ファンの間では度々論争となっていますが、優馬&競友のトラックマン達が選んだ馬は?

アンケート結果(回答者36名)

20票 サクラバクシンオー
13票 ロードカナロア
2票 ニホンピロウイナー
1票 サンアディユ、タイキシャトル、カルストンライトオ

サクラバクシンオーが堂々の最多得票!

得票1位はバクシンオー! 写真は引退レースをレコード勝ちで飾った'94スプリンターズS(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

田崎TM(関西本紙)
サクラバクシンオー

テンよし・中よし・終いよし。スピードを自在に操れるようになってからは無敵だった。種牡馬となってからも産駒へ自身の特徴を忠実に受け継いでおり、まさに生粋のスプリンター。

久光TM
サクラバクシンオー

ダートの新馬勝ちも含め、「1200m」という距離では8戦7勝と無類の強さ。唯一の敗戦も3歳時に挑んだスプリンターズSで、前半3F32秒8で飛ばして差された6着と快速ぶりは遺憾なく発揮している。道中は完全な馬なり、直線半ばから小島太騎手が急にヤル気スイッチが入ったかの様の追いまくるレース振りが今でも懐かしい。種牡馬としても多くのスプリンターを輩出し、今のスプリント路線を作り上げたと言っても過言ではない偉大な功績。

小野智TM
サクラバクシンオー

芝・ダート問わず1200mは8戦7勝。GI・スプリンターズSでは1993〜1994年と連覇を成し遂げ、優秀の美を飾ったのは印象深い。

坂倉TM
サクラバクシンオー

距離の融通は利いたが、それでも1200mでの強さは圧巻だった。引退レースとなったスプリンターズSをレコード勝ちしたのが強く印象に残る。何より引退後も種牡馬としてすばらしい成績を残したのは凄いの一言。

小島TM
サクラバクシンオーしかいないでしょ!!

最後のレースとなったスプリンターズSでも無理をしないであの時計。本気で追っていれば1分6秒台前半は出ていたと思います。あれだけスピードに特化した馬はいないです。世界に行っても通用していたでしょう。

大江原TM
サクラバクシンオー

雄大な馬体でとにかくスピードがあった印象が強く残っているから。

守屋TM
サクラバクシンオー

産駒成績も含めてバクシンオーに1票。1200mで負けたのは、ハイペースで飛ばした4歳時(現3歳)のスプリンターズSのみで、1200mでは8戦7勝と無類の強さを見せ付けた。産駒にもスプリント色の強い馬が多く、豊かなスピードを武器にする馬をたくさん残している。昨年の菊花賞では、母父サクラバクシンオーのキタサンブラックが菊花賞を勝ったことで話題にもなったが、母父としての影響力に今後も注目してみたい。

持木TM
サクラバクシンオー

入社1年目にこの馬もデビューといわば同期で思い出深い馬。そのスピードは新入社員ながらも目に焼き付くものでした。

中邑TM
サクラバクシンオー

生粋のスプリンターという意味ではこの馬。ラストランのスプリンターズSを当時の日本レコードで圧勝した内容は強いの一言。

那谷TM
サクラバクシンオー

圧倒的パフォーマンスで連覇したスプリンターズS、ノースフライトを退けて日本レコードで快勝したスワンS、距離の壁を感じさせながらも健闘したマイルCS……、レースを見返さなくてもレースシーンを思い出すことができます。全盛期に負ける気がしなかったという点でロードカナロアと迷いましたけど、生粋のスプリンターで種牡馬としての実績を考慮すると、サクラバクシンオー最強説に1票を投じたいですね。

広田TM
サクラバクシンオー

競走馬としての活躍もさることながら、種牡馬としても数多くのスプリンターを輩出。

落合(編集)
サクラバクシンオー

1993年はヤマニンゼファーに2馬身半差、1994年はビコーペガサスに4馬身差をつけてスプリンターズSを連覇。サクラバクシンオーの時はスプリンターズSが有馬記念の前の週で、1分7秒1のレコード勝ちは優秀。

清野(編集)
サクラバクシンオー

どんなに充実している時でも1600mは勝てなかったあたりがスプリンターだなと。1400m以下では負ける気がしなかったですが。

小粥TM(競友)
サクラバクシンオー

サクラバクシンオーのレコード(1分7秒1)をトロットスターがコンマ1秒上回ったのが7年後。それから更に11年後にロードカナロアが1分6秒7をマーク。馬場差もあるとはいえ、このレコードタイムを長い間保持した実力は一番ではないか。

前田TM(競友)
サクラバクシンオー

スピード勝負で負けたのを見たことがないから。

今野(競友)
サクラバクシンオー

遺伝力も含めて、最強。

瀬古TM
サクラバクシンオー


桜井TM
サクラバクシンオー


目黒TM
サクラバクシンオー


宮崎TM(競友)
サクラバクシンオー

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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