内藤がNJC初優勝 4.10両国でIWGP挑戦へ 失意の後藤がオカダと握手でCHAOS入り

高木裕美

内藤に敗れた後藤はついにオカダと握手

決勝で内藤に敗れ失意の後藤はオカダの握手に応えCHAOS入りへ 【横田修平】

 IWGP王座戦8連敗という不名誉な記録を打ち立てた“恥男”後藤が、またもNJC決勝戦で敗北。試合後、CHAOSへの勧誘を続けていたオカダとついに握手をかわした。
 後藤は2.11大阪でオカダのIWGP王座に挑戦するも敗退し、IWGP史に残るワースト記録を樹立。今回のNJCで再起を図るべく、シリーズ前には極寒の中、滝行を敢行し、コスチュームも白に変えて、心機一転、生まれ変わった。

新技の「後藤弐式」で決勝進出も…

新技でエルガンを下し決勝進出を決めた後藤だったが… 【横田修平】

 準決勝では怪力マイケル・エルガンと激突。圧倒的なパワーを誇るエルガンのタイガースープレックス、雪崩式ファルコンアロー、コーナーポストへの投げ捨てパワーボムなどの強烈な技を食らいながらも、腕を取って丸め込む新技の「後藤弐式」で逆転勝利を飾り、決勝へ進出。

リンチにあう後藤をオカダが救出

【横田修平】

 だが、これまで3度も優勝をしているゲンのいいNJCでも、あと一歩及ばず、内藤の勢いの前に涙を飲んだ後藤。敗れてもなお内藤に「おまえ、何が変わったんだよ。結局、変わったのはコスチュームだけじゃないかよ。そんなんだったら、さっさとマスクをかぶってキャプテン・クワナでもやってろ」とコケにされ、3人がかりのリンチにあう後藤をオカダが救出。右手を差し出すオカダに、後藤は一旦は背中を向けるも、振り返ってガッチリと握手。ペイント、修行、コスチュームチェンジと、すべてが裏目に出ていた男が、新たな一歩を踏み出した。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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