2016年注目の若手女子プロ5人 技と華麗さを併せ持つニューヒロイン

北村収
 いよいよ3月3日、国内女子ツアーの開幕戦、ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントがスタートする。昨シーズン、圧倒的な強さを見せた2015年賞金女王のイ・ボミを筆頭に、2015年賞金ランキング2位のテレサ・ルー、3位の申ジエなど、今年も外国人勢の活躍が予想される。

 この海外勢の勢いを止める対抗馬に挙げられるのが、昨シーズンの賞金ランキングで日本人最上位(6位)に入った渡邉彩香であろう。22歳と若手ながらすでにツアー3勝。昨年5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ」で計測された公式ドライビングディスタンスで1位に入った飛距離(266.9ヤード)を武器に、今年は賞金女王争いに絡む活躍が期待される。また、賞金女王経験者で昨シーズン多くの試合で優勝争いを繰り広げた上田桃子や大山志保も目が離せない存在となりそうだ。

 20代前半や10代後半の日本人選手も次々と頭角をあらわしてきている。そこで今回は、昨シーズン初優勝を果たし今年さらなる活躍が期待される選手、初シードを獲得しフル参戦する選手、さらにはプロテスト合格したてのルーキーなど、今年の女子ゴルフ界を席巻する可能性を秘めた5人の若手選手をピックアップした。

容姿とパワーのギャップが度肝を抜く藤田光里

【写真:ALBA.Net】

 昨シーズンの優勝シーンで、最も劇的だったと言っても過言ではないだろう。グリーン外からのパターで打ったアプローチをチップイン。何度も優勝チャンスを逃してきた藤田光里が、4月に開催された「フジサンケイレディスクラシック」で悲願の初優勝を遂げた。

【写真:ALBA.Net】

 藤田の魅力の一つは飛距離だ。プロスポーツ選手というよりもモデルのように細身ながら、時に260ヤードのビッグドライブを放ち、その容姿とパワーのギャップに多くのギャラリーの度肝を抜く。
 モデルとして活躍中の妹・美里さんとジュニア時代から活躍。美女姉妹として注目を集めた。ツアー屈指の美女ゴルファーは昨シーズンの初優勝後はさらに注目を集めており、このオフも多くのゴルフ雑誌の紙面を賑わせた。

【写真:ALBA.Net】

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。法律関係の出版社を経て、1996年にゴルフ雑誌アルバ(ALBA)編集部に配属。2000年アルバ編集チーフに就任。2003年ゴルフダイジェスト・オンラインに入社し、同年メディア部門のゼネラルマネージャーに。在職中に日本ゴルフトーナメント振興協会のメディア委員を務める。2011年4月に独立し、同年6月に(株)ナインバリューズを起業。紙、Web、ソーシャルメディアなどのさまざまな媒体で、ゴルフ編集者兼ゴルフwebディレクターとしての仕事に従事している。

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