中邑真輔がWWEと正式契約「世界にぶつけたい。イヤァオ!」
フィン・バロール、ヒデオ・イタミらともあいさつ
新しい環境の中に身を置くが「初めての感覚を大事に味わいたい」と話す 【スポーツナビ】
――WWEの選手でも中邑選手のファンが多いと聞いたが、それをパフォーマンスセンターで実感されたりしたか?
あいさつされる人数が多くて、顔と名前が一致しておりません。日本でも苦楽を共にした、フィン・バロール選手(プリンス・デヴィット)、ヘッドコーチのマット・ブルーム(ジャイアント・バーナード)、ヒデオ・イタミ選手(KENTA)、明日華選手(華名)はあいさつしてきました。このほかにも、メキシコで戦ったマニー・アンドラーデ選手(ラ・ソンブラ)とも会いました。
――リングネームやコスチュームについて決まっているか?
リングネームは「シンスケ・ナカムラ」か、「シンスケ」もしくは「ナカムラ」を使いたいと伝えてあります。コスチュームも同じですね。自分が着たいものを作りたいと伝えていて、まだ把握はしていないです。
――大学時代にアマレスで初めて米国で戦っているが、それと同じような新鮮な気持ちはあるか?
そうですね。アマレスで戦ったのは1998年の夏ですね。ジュニアの世界大会でした。当時は朝ごはんを食べすぎて、試合中に吐きそうになったとしか覚えていないのですが(笑)。
米国で試合をするのは何度も経験しているのですが、デビュー戦となるWWEのNXTテイクオーバーは環境が違うのですが、自分としては、その場にいて、その状況にフィットしようと思うので、初めての感覚を大事に味わいたいなと思います。
最終目標はあえて設定しない
英語でのコミュニケーションは心配ないと話す 【スポーツナビ】
日本と米国の違いというものではなくて、自分は基本、プロレスというものは、世界中で基礎的な部分は共通していると思います。戦いを見せることで、メッセージを伝えるものだと。基本、そのベース上で、表面上の表現に違いが出てくるものだと思っていますので、日本と米国でというのでは、さほど違いはないと思っています。
――英語でのコミュニケーション、リング上での言葉の発信という点ではどうか?
コミュニケーションに関しては問題ないかなと思います。ですが、リング上では話は別かなと思います。まあそれもひとつ、自分に課せられた課題だと思って、楽しんで学んでいこうかなと思います。
――WWEから求められているものは?
トリプルHからは好きなようにやってくれと言われています。
――NXTでキャリアがスタートするが、最終的なWWEでの目標は?
最終目標はあえて設定しません。日々、目標が更新されていきますので。もちろんNXTからスタートしますけど、RAWやスマックダウンなど、実は良く知らないのですが、その時その時、自分ができる最高のパフォーマンスで、より世界に発信できればなと思います。
あえて試合は見ないかも
「中邑真輔を世界にぶつけていきたいと思います。イヤァオ!」と意気込みを語った 【スポーツナビ】
選手で言うと、アンドレ・ザ・ジャイアントかなと思います。現実にいる非現実。歩く人間山脈ですか?
試合に関していうと、僕はあえて、WWEは見てこなかったんです。プロレスラーになって、プロレスの中からインスパイア―したくないと思ってあえて見なかったので、この数年のWWEでは、ダニエル・ブライアンがレッスルマニアで勝った試合ぐらいしか見てないです。
これから環境に慣れるために数試合は見るとは思いますが、あえて自分はアイデアのソースをそこから取らないようにしたいので、あえて試合を見ないかもしれません。
――ファンにメッセージを。
これまでWWEを見たことのないファンの方もいると思いますけど、自分と同じように初めての気持ちで楽しんでくれたらなと思います。
中邑真輔を世界にぶつけていきたいと思います。イヤァオ!