クロフネ、ホクトベガ、タケシバオー…… 専門紙記者が選ぶ「ダート最強馬」とは?
忘れちゃいけないダートの強豪馬達
エルコンドルパサー
新馬では直線でごぼう抜きで7馬身、500万でも早目先頭から9馬身、ダート変更の共同通信杯でも2馬身差の大楽勝。その後は芝で凱旋門賞2着にまで昇り詰めたためダートへの出走はなかったが、ダートでも芝同様に世界レベルまでいけた1頭とみている。父としてもヴァーミリアン、アロンダイトと2頭のJCダート優勝馬を輩出したこともその可能性を大いに感じさせる。
持木TM
エルコンドルパサー
デビューからの2戦をダートで7馬身、9馬身差の圧勝。雪の影響でダート変更になった共同通信杯4歳Sも楽勝とその後の活躍を考えるとダート馬としても最強と思います。
小粥TM(競友)
タケシバオー
ダート変更された1968年共同通信杯、そこで2着馬(3番人気)に8馬身差、3着馬(2番人気)はそこから更に5馬身差の圧倒的な内容。芝・ダート、距離の長短、重の巧拙を問わないオールラウンダーだったが、もしダートに特化して使われていたら相当の馬だったはず。
落合(編集)
タケシバオー
今はない東京ダート1700mのレコードタイム(1分41秒9)はしばらく更新されなかった。
中邑TM
ホクトベガ
ドバイワールドカップは非常に残念だったが、古馬になりダートに路線変更してからは、すべてのレースを馬なりで勝っていたイメージがあるほど強かった。
清野(編集)
ホクトベガ
そういう世代なので(笑)
質問を見てまっさきに馬名が浮かんだのがこの馬。ダートの交流競走を勝ち散らかしていた。
大江原TM
カネヒキリ
馬場TM
カネヒキリ
細川TM
セクレタリアト
他の人に聞いてすごいと思ったから。昔の映像を見てすごいと思ったから。
目黒TM
セクレタリアト
小島TM
アドマイヤドン
芝の朝日杯FSを勝ち、菊花賞も強気の競馬であわやのシーンを作っていたように、とにかく総合力が高い。全盛期はほとんど崩れるイメージが湧かなかった大好きだった名馬。
デスク
アンドレアモン
クロフネは芝でもGIを勝っている馬だから、自分の中では対象外。ダートGIもなく交流重賞もない時代に、恐ろしい強さを誇った馬。一択です!
那谷TM
ブロードアピール
短距離に限れば歴代最強クラス。根岸Sでの衝撃的な勝ち方はTV番組「マツコ&有吉の怒り新党」で取り上げられるなど話題になることが多いが、個人的にはその年の春の栗東Sに軍配。重馬場とはいえ34秒1という上がりは見たことがない数字で度肝を抜かれた覚えがある。調べてみたらこの記録は2008年まで破られていなかった。ダートの追い込み馬でここまで安心して見られた馬がその後いないことを考えると最強馬かも。
福田TM
オーバーレインボー
ダート時代の札幌記念を連覇。それも60.5キロで勝った。最強馬の資格はあるでしょ!
山下TM(競友)
アブクマポーロ
私が競馬を見始めた頃に地方最強だった馬。統一GIも4勝、中央の東海Sもキッチリ勝ち、本当に王者という言葉がピッタリの馬でした。その後、フリオーソやトーシンブリザードなども出てきたが、それらとは次元の違う強さ。もうこんな地方馬は出てこないと思う。石崎隆Jとのコンビも最強でした。中央最強はクロフネですが、地方最強はこの馬。
吉田TM
メイショウホムラ
今のように交流重賞などのダート路線が整備されてからならクロフネでしょうが、骨折や長期を含む4度の休養明けのうち最後の1度以外はすべて快勝。4連勝した時も55キロ、57キロ、58キロ、59キロの斤量をいずれも跳ね除けました、そして、何より衝撃的だったのが2着馬を3.3秒チギった新馬戦。キッチリ調べてませんが、後にも先にもこれだけの差を付けたレースはなかったように思います。個人的に、もし平場戦で能力差が歴然としていても、これだけの着差を付けるのは難しいのではと考えます。
打越(編集)
ヴァーミリアン
多くの票数を集めるであろうクロフネの強さは認めるが、無事是名馬の言葉があるように、長くGI戦線で活躍した同馬を挙げる。2歳〜8歳まで7年連続の重賞勝ち、8歳時にも川崎記念を勝っている。GI勝ち鞍は日本競馬史上2位。ホッコータルマエに抜かれたが、ホッコータルマエが獲得していないダートGIのタイトルを2つ持っている。
木谷(編集)
スマートファルコン
交流重賞でみせた強さは他馬に絶望を与えるようなレベル。時に「弱いものいじめ」といったような批判もあるくらいに力が違った。GI6勝、重賞は通算19勝。6連勝に9連勝もあり、大井の良馬場のダート2000mで2分0秒4はもはや反則。