【Krush】小比類巻の弟子・小澤が王座戴冠 K−1王者・武尊に挑戦状
僅差の判定で神戸翔太に勝利
メインイベントは初代王者・武尊がK−1−55kg王者としての試合に専念するため返上となったベルトを争う、第2代Krush−58kg王座決定戦。14年2月に王者・武尊へ挑戦した経験を持つ神戸翔太vs.王座挑戦権を賭けた過酷な戦い「Krush−58kg WILDRUSH League2015」を勝ち抜いた小澤海斗が対戦した。
持ち味の爆発力で6勝のうち5KOを上げ“ダイナマイトキッド”の異名を取る小澤だが、ボクシング技術に優れる神戸は巧みなボディ打ちをコンビネーションに組み入れ、また打って入る際も頭を振ることを忘れず小澤にクリーンヒットを与えない。
ならばと小澤はミドルとヒザを多用して、そこから顔へのフックを返してヒットを上げ試合終了。試合は僅差の内容で延長突入かとも思われたが、小澤が30−29、29−29、30−29とジャッジ2者の支持を獲得して判定勝利。
KANAは初の国際戦もKO勝利
小学3年から中学3年まで空手、高校・大学では陸上・やり投を経験したKANAは、ここで培ったパワーとセンスでデビューからの2試合をKOでクリア。この日は韓国のジョン・ヘジンを相手に初の国際戦を迎えた。
しかしやはりKANAの勢いとパワーは止まることなく、ヘジンのジャブに右フックをかぶせると前方へ吹き飛ぶようにしてダウンを奪取。さらに続けてアッパーを交えた強打で襲ってスタンディングダウンを奪うと、何とか初回は持ちこたえたヘジンだが、左目の負傷があり2R開始早々のドクターチェックで試合はストップ(2R0分03秒 TKO)。
卜部弘嵩が包囲網が激闘に
フランスのサイボーグ・ワラスを迎え国際戦となったのは前K−1王者の卜部功也。筋肉が詰まったかの肉体でパワフルなフックを振るってくるワラスを倒すことはかなわなかったものの、右ジャブからの左ミドル・左ロー・ヒザと効かせて完封での判定勝利。しかし「絶対倒さないといけない相手だった」と笑顔は見られなかった。
K−1では4月大会(4月24日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で‐60kg日本代表決定トーナメントを実施。出場メンバーの発表はまだだが、KrushとK−1、2本のベルトを持つ弘嵩をターゲットに戦いがますます激化してきた。
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