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3年ぶり復帰ヒョードルが圧巻TKO快勝=RIZIN
曙は出血判定負けでサップにリベンジならず

195cmのシングに何もさせず

3年ぶりとなる復帰戦を圧巻のTKO勝利で飾ったヒョードル
3年ぶりとなる復帰戦を圧巻のTKO勝利で飾ったヒョードル【中原義史】

 新格闘技イベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND−PRIX 2015 さいたま3DAYS」最終日となる31日、「IZAの舞」が埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。


 セミファイナルとなる第12試合では3年半ぶりの復帰戦となるエメリヤーエンコ・ヒョードルがインド生まれの日本育ち、身長195cmのシング・心・ジャディブと対戦した。

 パンチから組み付いたヒョードルは1度こそ体を離されたが、鋭いスイングフックを振るって再度組み付くと、そこからバックに回ってテイクダウン。グラウンドでマウントポジションを奪うとシングを身動きさせずに右パンチを連打で打ち込み、1R3分03秒、レフェリーストップによるTKO勝利。


 試合前に馳浩文部科学大臣から「ロシアと日本の交流、スポーツ振興に大きな貢献」を果たしたとして記念のチャンピオンベルトを贈られたヒョードルは、かつての強さを復活させたかの勝利で「みなさまの応援があったからこそこの場所に立っています」とファンに感謝を述べた。

後頭部からの出血で試合続行不可能に

曙は出血による判定負けでサップへのリベンジならず
曙は出血による判定負けでサップへのリベンジならず【中原義史】

 曙太郎とボブ・サップ、03年から12年ぶりとなる再戦が行われた。試合は巨体を活かして曙が前に出るものの、サップは押されながらも右パンチを振り回して連打。フックだけでなく左手で曙を押しのけての右ストレートも使い分け、優勢に進める。

 しかしサップが放ったこのうちの1発が曙の後頭部をとらえ、反則行為としてイエローカードを提示されるとともに、左後頭部から出血した曙はドクターチェックとたびたびの止血作業を余儀なくされる。


 結局曙は2R途中で試合続行はままならないと判断され、この時点までの採点で勝敗を決することになり、結果は3者20−18でサップが判定勝利。曙は前にこそ出るものの攻撃が乏しく、2連敗を喫する形となってしまった。

元大関バルトがMMA白星デビュー

元K-1王者アーツを破り白星で格闘家デビューを飾った元大関バルト
元K-1王者アーツを破り白星で格闘家デビューを飾った元大関バルト【中原義史】

 総合格闘技(MMA)デビューを迎えた元大関のバルトは、ジェロム・レ・バンナの緊急欠場を受けピーター・アーツと対戦した。

 バルトに組まれるのを避け、打撃を狙ったアーツだが、バルトは体格と圧力を活かしてそれを潰すように組み付き、柔道経験を活かして大内刈りや小外刈りといった技でテイクダウン。MMA経験を持つアーツがバックについてのスリーパー、あるいは下からの腕十字といった技を狙い見せ場を作る場面もあったが、全般的に“圧殺”といった内容・展開でバルトが3−0の判定勝利。

 組み際の展開に上手さを見せたバルトは試合後、「世界一を目指して頑張ります」とまだ切り開かれていないMMAスーパーヘビー級の世界において頂点を目指すと宣言した。

キング・モーがRIZINワールドグランプリ優勝

トーナメントを制しRIZINワールドグランプリ優勝を飾ったキング・モー
トーナメントを制しRIZINワールドグランプリ優勝を飾ったキング・モー【中原義史】

 最終日では、体重100キロ制限のヘビー級トーナメント「RIZINワールドグランプリ」の決勝ラウンドが行われた。

 準決勝に残ったのは優勝候補筆頭と目されるキング・モー、リトアニアの若獅子テオドラス・オークストリス、1回戦で石井慧をKOしたチェコのイリー・プロハースカ、そしてヒョードル推薦選手であるワジム・ネムコフの4選手。

 このうち、1回戦でオークストリスを判定で下したモーと、ネムコフを1R終了TKO(戦意喪失)に追い込んだイリーが勝ち上がり、決勝で対戦した。


 イリーを得意のタックルでテイクダウンしたモーはグラウンドの鉄槌(てっつい)で流血に追い込み、立ち上がったイリーが前に出て来たところへカウンターの右フックをズバリ。これでイリーを前方に打ち倒してノックアウトし、優勝賞金4,000万円を獲得。リングネームの「キング」に恥じない活躍で、入場時に身に着ける王冠をいっそう輝かせた。

長谷川亮

病弱だった幼少期にプロレスファンとなり、格闘技ファンを経て2002年に格闘技雑誌編集部入りし、2005年からフリーライターに。スポーツナビにはその頃から執筆。病床で何度も読み返したため「プロレススーパースター列伝」は大体暗記。趣味は下手の横好きでキックボクシングとブラジリアン柔術。

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