【UFC】マクドナルドからの金星狙う金原正徳 「１試合１試合、最後のつもりで」
支えてくれるみんながいるから頑張れる
――ではあらためて、対戦相手のマイケル・マクドナルドにはどんな印象がありますか？
やっぱり強いですよね。試合映像を観れば観るほど「強いな」という思いが大きくなるので、今はもう観てないです（笑）。あんまり相手のいいところを観すぎて、相手に恐怖心を抱いてしまっては仕方がないので。いいイメージで闘いたいという気持ちがあるので、映像を観て「強いな」と思い過ぎると、嫌なイメージのままオクタゴンに入ることになりかねないですから。自分のいいイメージのまま、仕上げていきたいですね。今、水垣（偉弥）選手とも一緒に練習やれせてもらっていて、アドバイスをもらったり、いい練習ができているので。このまま、いい状態で当日を迎えたいです。
――水垣選手とは同じ階級の日本のトップ同士ですけど、そこは協力しあって、世界と勝負していこうという感じですか？
そうですね。この間も、同じ大会に出る田中ノリ（路教）くんとも一緒に練習したし。２人ともＵＦＣで同じ階級に上がっているライバルではあるんですけど、今はそこで争ってる場合じゃないというか。お互い切磋琢磨（せっさたくま）しながら、やっていけたらなって。彼らがどう思っているかは分からないですけど、自分はそういう気持ちでいますね。
――金原選手も含めて、日本人がトップを狙える階級であるし、そういう自負もありますよね？
もちろん、一番を目指してやっているので、そこは譲れない部分ですね。だから、マイケル・マクドナルドにも勝たなきゃいけない。
――今回は大きなチャンスでもありますよね。これに勝てば、一度組まれて流れたユライア・フェイバー戦を含めた、トップランカーとの試合、さらにはタイトル戦も見えてくる位置にいきますからね。
でも、今は目の前のマイケル・マクドナルドに勝つというだけで、先のことは何も考えずに集中したいですね。それだけの相手でもありますから。
――ＵＦＣの総本山ともいえる、ラスベガスのＭＧＭグランド・ガーデンアリーナでビッグファイトを闘うことについては、何か思いはありますか？
ＭＧＭには、後輩の徳留一樹のセコンドとして一度行かせていただいたことがあるんですよ。そのとき、「プロでやってるからには、ここでやってみたいな」とは、やっぱり思いましたね。でも、どこでもそうなんですよ。後楽園ホール、さいたまスーパーアリーナも、やる前は「ここで闘ってみたいな」と思ってたんですけど、上がってしまえばいつもと変わらないリング、ケージなので（笑）。会場がどうこうというのは、のちのち子供とかに「パパはここで闘ったんだよ」と自慢できる場所ということだけかなと、今は思ってますね。
――お子さんの話が出ましたけど、お子さんが生まれた直後にマクドナルド戦は決まったんですよね？
そうなんですよ。生まれてすぐ決まって、今は嫁と実家に帰らせて、一人暮らしで試合に集中させてもらってるんですけどね。
――お子さんが生まれると気持ち的にも違いますか？
生まれたばかりなんで、「息子のためにも頑張らなきゃ」という実感は、正直まだないですね。でも、自分が家族を守らなきゃいけないとは思っていますから。あと家族だけじゃなく、ジムを始めてからは、みんなのおかげで闘わせてもらっているという、感謝の気持ちが強くなりましたね。ジムのみんなが頑張ってくれてるから、自分が練習に集中させてもらえているので。今まで応援してくれた人、今サポートしてくれている人たちのためにも、頑張らなきゃいけない。そういう人たちに、自分は背中を押してもらってますね。
――応援してくれる人、支えてくれる人がいるからこそ、自分にも厳しくなれるという。
そうですね。もう３３になると、自分のためだけには頑張れないですね（苦笑）。自分のためにカネがほしい、名誉がほしいなんかじゃ、ここまで頑張れない。だから、自分を応援してくれるみんなのためにも、これまでやってきたものをすべて次の試合にぶつけたいですね。
（取材・文：堀江ガンツ／ＷＯＷＯＷ ＵＦＣ解説者）
■詳しくはUFC 番組オフィシャルサイト(wowow.co.jp/ufc)へアクセス！
http://www.wowow.co.jp/sports/ufc/
やっぱり強いですよね。試合映像を観れば観るほど「強いな」という思いが大きくなるので、今はもう観てないです（笑）。あんまり相手のいいところを観すぎて、相手に恐怖心を抱いてしまっては仕方がないので。いいイメージで闘いたいという気持ちがあるので、映像を観て「強いな」と思い過ぎると、嫌なイメージのままオクタゴンに入ることになりかねないですから。自分のいいイメージのまま、仕上げていきたいですね。今、水垣（偉弥）選手とも一緒に練習やれせてもらっていて、アドバイスをもらったり、いい練習ができているので。このまま、いい状態で当日を迎えたいです。
――水垣選手とは同じ階級の日本のトップ同士ですけど、そこは協力しあって、世界と勝負していこうという感じですか？
そうですね。この間も、同じ大会に出る田中ノリ（路教）くんとも一緒に練習したし。２人ともＵＦＣで同じ階級に上がっているライバルではあるんですけど、今はそこで争ってる場合じゃないというか。お互い切磋琢磨（せっさたくま）しながら、やっていけたらなって。彼らがどう思っているかは分からないですけど、自分はそういう気持ちでいますね。
――金原選手も含めて、日本人がトップを狙える階級であるし、そういう自負もありますよね？
もちろん、一番を目指してやっているので、そこは譲れない部分ですね。だから、マイケル・マクドナルドにも勝たなきゃいけない。
――今回は大きなチャンスでもありますよね。これに勝てば、一度組まれて流れたユライア・フェイバー戦を含めた、トップランカーとの試合、さらにはタイトル戦も見えてくる位置にいきますからね。
でも、今は目の前のマイケル・マクドナルドに勝つというだけで、先のことは何も考えずに集中したいですね。それだけの相手でもありますから。
――ＵＦＣの総本山ともいえる、ラスベガスのＭＧＭグランド・ガーデンアリーナでビッグファイトを闘うことについては、何か思いはありますか？
ＭＧＭには、後輩の徳留一樹のセコンドとして一度行かせていただいたことがあるんですよ。そのとき、「プロでやってるからには、ここでやってみたいな」とは、やっぱり思いましたね。でも、どこでもそうなんですよ。後楽園ホール、さいたまスーパーアリーナも、やる前は「ここで闘ってみたいな」と思ってたんですけど、上がってしまえばいつもと変わらないリング、ケージなので（笑）。会場がどうこうというのは、のちのち子供とかに「パパはここで闘ったんだよ」と自慢できる場所ということだけかなと、今は思ってますね。
――お子さんの話が出ましたけど、お子さんが生まれた直後にマクドナルド戦は決まったんですよね？
そうなんですよ。生まれてすぐ決まって、今は嫁と実家に帰らせて、一人暮らしで試合に集中させてもらってるんですけどね。
――お子さんが生まれると気持ち的にも違いますか？
生まれたばかりなんで、「息子のためにも頑張らなきゃ」という実感は、正直まだないですね。でも、自分が家族を守らなきゃいけないとは思っていますから。あと家族だけじゃなく、ジムを始めてからは、みんなのおかげで闘わせてもらっているという、感謝の気持ちが強くなりましたね。ジムのみんなが頑張ってくれてるから、自分が練習に集中させてもらえているので。今まで応援してくれた人、今サポートしてくれている人たちのためにも、頑張らなきゃいけない。そういう人たちに、自分は背中を押してもらってますね。
――応援してくれる人、支えてくれる人がいるからこそ、自分にも厳しくなれるという。
そうですね。もう３３になると、自分のためだけには頑張れないですね（苦笑）。自分のためにカネがほしい、名誉がほしいなんかじゃ、ここまで頑張れない。だから、自分を応援してくれるみんなのためにも、これまでやってきたものをすべて次の試合にぶつけたいですね。
（取材・文：堀江ガンツ／ＷＯＷＯＷ ＵＦＣ解説者）
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★「生中継！ＵＦＣ−究極格闘技− ＵＦＣ１９５ ｉｎ ラスベガス 王者ローラーｖｓコンディット＆金原、田中参戦！」
初防衛に成功したウェルター級王者、ロビー・ローラーが元暫定王者コンディットを相手に２度目の防衛戦。日本の金原正徳が強敵マイケル・マクドナルドと激突する。
【放送日】２０１６年１月３日（日）午後０：００〜［ＷＯＷＯＷライブ］※生中継
ゲスト：中村Ｋ太郎（ＵＦＣファイター）
＜主な対戦カード＞
ウェルター級タイトルマッチ：ロビー・ローラー×カルロス・コンディット
ヘビー級：スティーペ・ミオシッチ×アンドレイ・アルロフスキー
バンタム級：マイケル・マクドナルド×金原正徳
バンタム級：ジョー・ソト×田中路教
★「生中継！ UFC−究極格闘技− UFC in ニューアーク ライトヘビー級トップランカー対決！」
Ｌ・ヘビー級王座挑戦を懸け、Ａ・ジョンソンとベイダーが激突。ＵＦＣ ＪＡＰＡＮで勝利したジョシュ・バーネットやサフィジーヌとエレンバーガーのウェルター級マッチも。
【放送日】２０１６年１月３１日（日）午前１０：００〜［ＷＯＷＯＷライブ］※生中継
ゲスト：中村Ｋ太郎（ＵＦＣファイター）
＜主な対戦カード＞
ライトヘビー級：アンソニー・ジョンソン×ライアン・ベイダー
ヘビー級：ジョシュ・バーネット×ベン・ロスウェル
ウェルター級：タレック・サフィジーヌ×ジェイク・エレンバーガー
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バンタム級：ジョー・ソト×田中路教
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