【RIZIN】リトアニアvs.ブラジルの代表決戦 トーナメント出場選手インタビュー(2)

(C) RIZIN FF

トーナメント1回戦、第2試合で対戦するテオドラス・オークストリス(左)とブルーノ・カッペローザ 【スポーツナビ】

 年末の12月29日、31日に行われる格闘技のビッグイベント「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND−PRIX 2015 さいたま3DAYS」。イベントの中軸となる8人トーナメントの出場者と組合せが決まった。

 1回戦第2試合ではBUSHIDO代表のテオドラス・オークストリス(リトアニア)とJUNGLE FIGHT代表のブルーノ・カッペローザ(ブラジル)が対戦する。

 以下、両選手のインタビュー。

オークストリス「非常に面白い展開になる」

BUSHIDO代表のオークストリスは「とにかくベストを尽くす」と意気込み 【(C) RIZIN FF】

――BUSHIDO代表としてRIZINに出場することになりましたが、どんな心境ですか?

オークストリス RIZINのトーナメントに出られるのは非常に光栄で喜ばしいことです。今回は特に大きな舞台なので、とにかくベストを尽くしたいと思っています。

――今日の抽選会では「2」を引きました。第2試合を選びましたが、その理由は?

オークストリス 1回戦は誰かに僕を指名してほしかったという気持ちもあったので、第2試合を選びました。準決勝でキング・モー選手とやるのもいいかなと思って同じブロックにしました。きっと面白い試合になると思います。

――対戦相手はブルーノ・カッペローザ選手に決まりました。彼に対してどんな印象がありますか?

オークストリス 彼の試合映像はいくつか見たことがありますが、非常にワイルドなスタイルですね。僕との相性はバッチリだと思うので、非常に面白い展開になるのではないかと楽しみです。これから帰国して、カッペローザ選手対策の練習をたくさんやって試合に臨みたいと思います。

大きなお祭りにふさわしい戦いを見せる

――現在はどんな練習やトレーニングをしていますか?

オークストリス 今は基本的に1日2回、2時間ずつの練習をしています。打撃の練習をやったり、グラウンドの練習をやったりと幅広いメニューを実践しているので、勝てる自信は十分あります。

――BUSHIDOというのはどんな大会か紹介していただけますか?

オークストリス BUSHIDOはリトアニアでいちばん大きな総合格闘技の大会で、ドナタス・シマナイティス氏という偉大なプロモーターが手掛けています。PRIDEやK−1、DREAMなど日本の大会にもこれまでBUSHIDOの選手が何人か出ています。今回、リトアニア代表選手としてドナタスさんに選んでいただいたことは非常に光栄です。

――開催国である日本のファンに向けてアピールしたいことはありますか?

オークストリス 日本の総合格闘技は寝技が進化しているという印象を受けます。僕自身も、バックグラウンドが柔道で寝技が得意なので、そういうところも今回の試合で見せたいですね。また、僕は総合と似ているコマンドサンボやグラップリングの大会なども経験済みで、すべての要素において準備はできています。

――最後に、トーナメントを楽しみにしているファンにメッセージを。

オークストリス まずは、この機会を下さったことに感謝します。派手な打撃やテイクダウンなど、大きな舞台、大きなお祭りにふさわしい戦い方をして勝ちに行きたいと思いますので、みなさんぜひ期待していてください。

【印象に残った試合】
 BUSHIDO代表としてRIZINトーナメントに出場し、ブルーノ・カッペローザと対戦することになったリトアニアのテオドラス・オークストリス。彼のバッググラウンドは柔道だが、総合格闘家として歩み出す大きなきっかけを与えてくれた試合がある。それは、2003年3月16日のPRIDE.25で行われたエメリヤーエンコ・ヒョードルvsアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ戦だ。
「ノゲイラはグラウンドでダメージを受けても最後に関節で勝つという選手だったのに、ヒョードルはそんな彼をとことん苦しめて勝ちました。寝技最強と言われていたノゲイラに一本を決めさせることなく完勝したヒョードルがすごかった。僕はPRIDEを見て総合格闘技の道に進もうと決めましたが、特にその試合は印象に残っています。おそらく、僕の格闘技人生の転機になった試合と言っていいでしょう」

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