邪道&外道が語る“天龍源一郎” オカダ・カズチカ戦に向け贈る言葉
オカダの成長が想像をはるかに超えていた
2015年のレインメーカー、そして東京ドームの先についても外道に聞いてみた 【スポーツナビ】
今年は出足の東京ドームで予想外に躓いて、その後、(バッドラック・)ファレに連敗したり。ただ、それにけりをつけて、AJ(スタイルズ)からベルトを取り返したからね。
――ただG1優勝とはいきませんでした。
そうだね。でもまあ、めちゃくちゃ負けたわけではないけど。1つは中邑(真輔)にやられ、あれもまあ……言いづらいけど、中邑は強いなというところかな。後は、後藤(洋央紀)か……。後藤ともいずれ決着をつけないとな。
――G1の最終戦ではAJ選手にも3カウントを取られています。ただその後のIWGPヘビー級選手権では、リベンジに成功しています。
まあAJも、ただ者ではないからね。ハッキリ言って、10月の両国も俺的に100%の自信があったわけではないんだよ。相手がAJだから。ただ、オカダの成長が、俺の想像をはるかに超えていたというのもあるからね。
――いまだに成長していると?
全然、成長しているよ。だから、AJにも(シングルで)2連勝しているし、それが何よりの証拠じゃない?
ほかのジャンルをも凌駕するぐらいの地位に
東京ドームの“験”は良くないが、それを引っくり返す力を持つのがレインメーカーだ! 【横田修平】
なんかそういうのはあるっちゃあるよね。この会場は験(げん)が良いとか、悪いとか。そういう意味で言うと、験のいい会場じゃないよね。ただ“レインメーカー”だからね。“レインメーカー”ぐらいの人間になると、それさえもひっくり返せると。験までもひっくり返せる、それぐらいの力を、力以上の何かを持っていますから。
――来年こそ、東京ドームで最大量の「金の雨」を降らせたいと?
そうだね。験さえも、ひっくり返しますよ。
――東京ドームの先の話になりますが、オカダ選手自身はベルト防衛よりも、プロレスの認知度をもっと高めたいという話をされていました。外道さんとしては、どこを目指していきたいですか?
どこを目指すかというと、俺は一貫して、オカダが新日本プロレスを、今までの日本プロレス界がいったことのないレヴェルまで引っ張ってくれると、常々言ってるし、それを信じているんで。俺の夢も含めて、オカダならやってくれると思いますよ。
日本のプロレスも数々のスターを生み出したけど、力道山、アントニオ猪木、ジャイアント馬場、いろいろいたけど、それを余裕で凌駕するような大スターになった、日本プロレス界が今までに行ったことがないようなところへ引っ張ってくれると俺は信じている。ただ単に「あそこに行きたい」ではなく、そういう小さいレベルじゃないんですよ。
――場所ではなく、次元が違うと?
そうだね。ほかのジャンルをも凌駕するぐらいの地位に引っ張り上げてくれると思っているよ。
(取材・文:竹内英之、尾柴広紀/スポーツナビ)