福島は岩手を下し、プレーオフ出場を決められるか。可能性を残す北九州はYS横浜を相手に大量得点を狙う【プレビュー:明治安田J3 第38節】

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明治安田J3リーグは24日に最終節(第38節)の10試合が開催される。

すでに大宮と今治の自動昇格と富山、松本、FC大阪のプレーオフ出場が決定。岩手のJ3会員資格喪失とYS横浜の入れ替え戦出場も確定している。

最終節の見どころは残り1枠となったプレーオフ出場争いとなる。優位に立つのは現在6位の福島だ。可能性を残す7位の北九州との勝点差は3。敗れれば勝点で並ばれる可能性があるものの、得失点差で11も上回っているだけに、大量失点で敗れない限りはそのまま逃げ切りを果たすことになりそうだ。

その福島はアウェイで岩手と対戦する。前節は沼津を下し、2連勝と調子を上げている。10番を背負う森 晃太がチームをプレーオフ出場に導く活躍を見せられるか。一方の岩手は奈良に敗れ、7試合勝利がない。来季よりJリーグの舞台から離れることになるだけに、ホームで行われる最終戦で意地を見せたいところだ。

逆転でのプレーオフ出場を狙う北九州は、アウェイでYS横浜と激突。前節は長野と引き分け、連勝はならなかった。得失点差を考慮すれば大量得点での勝利が求められるなか、エースの永井 龍にかかる期待は大きい。YS横浜は宮崎に敗れ、6戦未勝利となった。翌週に控えるJFLとの入れ替え戦につながる戦いを示したい。

今季の3位を確定させている富山は、アウェイで大宮に挑む。プレーオフにいい形でつなげるためにも、優勝チーム撃破を実現したいところ。およそ2か月ぶりにゴールを決めたマテウス レイリアが今節も結果を残せるか。大宮は岐阜と引き分け、17戦負けなしとしたが、ここ2試合は勝ち切れていない。ホームでの最終戦を白星で締めくくり、J2の舞台へと乗り込みたい。

4位の松本はアウェイで沼津と対戦。プレーオフを優位に戦うためにも4位の座をキープしたいところ。4連勝と勢いに乗るなか、2戦連発の安藤 翼が今節もストライカーとしての仕事をこなせるか。沼津は福島に敗れ、4試合勝利がない。前回対戦で0-4と大敗を喫した相手にリベンジを果たせるか。

5位のFC大阪は八戸の本拠地に乗り込む。前節は相模腹を下し、2連勝を達成した。その勢いを今節にも持ち込み、4位浮上を狙う。八戸は富山に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。3点を奪われた守備の修正がテーマとなりそうだ。

今治はホームに宮崎を迎える。前節は讃岐を下し、3連勝を達成した。得点ランクのトップに立つマルクス ヴィニシウスがゴールを上積みし、栄えある個人タイトルの獲得なるか。宮崎はYS横浜を下し、2連勝とした。2戦連発の武 颯に今節も期待がかかる。

琉球はホームで岐阜と対戦。前節は松本に敗れ、5試合勝利がない。増谷 幸祐ら今季限りでチームを去る選手たちがホーム最終戦で意地を見せられるか。対する岐阜は大宮と引き分け、2試合連続のドローとなった。得点ランクでマルクス ヴィニシウスを2点差で追いかける藤岡 浩介が複数ゴールを奪い、逆転での得点王を狙う。

相模原はホームに鳥取を迎える。前節はFC大阪に敗れ、2連敗となった。一桁順位を達成するためにも、勝点3を確保したい。鳥取は金沢を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。殊勲の決勝点を挙げた小澤 秀充が今節も大仕事をやってのけるか。

長野はホームで讃岐と対戦。前節は北九州と引き分け、13試合勝利がない。苦しい戦いが続くなか、ホームのファン・サポーターとともに久しぶりに歓喜を味わいたい。讃岐は今治に敗れ、こちらは5試合勝利から遠ざかる。チャンスを作りながらも無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。

金沢はホームに奈良を迎える。前節は鳥取に敗れ、2連敗となった。1年でのJ2復帰は叶わなかったものの、伊藤 彰監督の続投が決定。新スタジアムでの今季最終戦を白星で飾り、来季の戦いへとつなげたい。奈良は岩手を下し、2連勝と調子を上げている。シーズン途中より指揮を執る中田 一三監督の戦術が徐々に浸透してきた印象で、今季最終戦でその手応えを確信へと変えられるか。
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