宇佐美「もっとチームを引っ張りたい」 W杯アジア予選 シリア戦後のコメント

スポーツナビ

長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)

長谷部は「残りの試合も圧倒して勝ちたい」と今後の戦いを早くも見据えた 【写真は共同】

「残りの試合も圧倒して勝ちたい」

 前半は特に気候もあったと思いますし、その中で動きは重かったですね。なかなかうまくいかなかったですけれど、後半相手が落ちたというのもあったし、PKももちろん大きかったと思うし、(勝利できたのは)いろいろな要素があります。ただこういう難しいゲームで3−0で勝てたというのは非常にポジティブなものだと思います。(W杯2次予選の)折り返しなので、残りの試合もしっかり圧倒して勝ちたいなという気持ちはあります。

(前半は)相手が今までの相手とは全然違った。今までの相手は引いてくる相手だったが前に出てくるチームだったし、球際もすごく激しく来た。うちのトップ、岡ちゃん(岡崎)にボールが入った時にはすごい狙っているし、相手は今までとは違いましたけれど、前半に関しては自分たちも良くなかったと思います。

長友佑都(インテル/イタリア)

長友は「日本代表のサッカーは距離感が大事」と収穫を口にした 【写真は共同】

「日本代表のサッカーは距離感が大事」

(前半は厳しかった?)そうですね。1人1人の距離感が遠かった。中途半端な取られ方をして、結構ショートカウンターを狙われていたので、あそこはもっとロングボールで裏を狙ったりとかを織り交ぜていかないと難しくなってくるかなと思います。

(前半を無失点に抑えたことで巻き返しにつながったが)ハーフタイムに(本田)圭佑と(原口)元気なんかがうまく中央に入って、全体的な距離感を短くするというのを監督も修正していた。そういう形で後半に入ったので、後半はすごく良い距離感の中でパス回しができた。多くのチャンスも作っていたし、距離感が短いと逆に取られた後もみんなが素早くボールを奪いに行けるから、やっぱり日本代表のサッカーはそういう距離感が大事なんだとあらためて学びました。

酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)

「狙い通りうまくいった」と試合への手応えを語った酒井高 【写真は共同】

「狙い通りうまくいった」

(立ち上がりは中盤でボールがつながらず、サイドが起点になっていたが)スカウティングでも相手の7番(アル・ジャーファル)や攻撃陣が残りがちというのがあった。7番がどういった守備をして来るのかというのをしっかり見ながらポジションを取っていた。そこで、あえて(本田)圭佑君の近く、あるいは高い位置を取って中に入れるというよりは、逆に自分がボールを持って7番を引き付かせて、圭佑君にスペースを作ってプレーエリアを広げようと思っていた。だから、前半にも何回か圭佑君に当ててワンツーで抜けてというのができたし、そういう意味では7番をうまく引き出そうという意識で、わりと崩せていたので、相手の状況を見ながらプレーできていたと思います。

(PKにつながった流れは自陣での守備が増えていた時間帯だったが)後ろでまずはしっかりポジションを取って、しっかり相手の攻撃に備えるというのがスカウティングでもありました。向うの前線の選手が4人、5人残って、後ろは6人で守ることが多いというのがあったので、3点目とPKにつながったシーンはまさにそれ。相手が攻めて来たところを僕らがしっかりと守って、奪ったボールを素早くつないでPKあるいは圭佑君が抜け出して、ウサ(宇佐美)のカウンターが効果的になったので、狙い的にはうまくいったシーンかなと思います。

(塩谷という強力なライバルが入ってきたが、現在地は?)まず試合に出場できていることにすごい感謝しているし、それをしっかり自分のものにしようとしている。でもやっぱり90分間やっていないことは否めないし、現に試合をしていても、「こういうところが(試合に)出ていないせいで少し劣っているな」というところも自分の中で感じる。今日に関しては難しい戦いで久しぶりに代表戦をやることを踏まえて、今日のやり方で良かったと思います。

清武弘嗣(ハノーファー96/ドイツ)

久しぶりの代表戦も「すんなりゲームには入れた」とコメントした清武 【写真は共同】

「すんなりゲームには入れた」

(どんなイメージで試合に入った?)3点目を狙いに行ったのと、勝っているので落ち着いてやろうと思いました。みんな結構疲れていたし、ハードワークしていたので、フレッシュな選手が穴を埋めようと思ってやっていました。(手応えは)今日は勝ったことを良しとして、次の試合のことはまたこれから考えたいと思います。

(久しぶりの代表だったが)すごく楽しかったですし、またしっかりやらないといけないなという気持ちはありました。(オーバーヘッドを狙ったり、体がキレているように見えたが?)15分もないくらいだったので、しっかり動かないといけないと思っていました。長い時間、ああいうプレーができればいいのかなと思っています。(2次予選で最も重要な試合での途中出場だったが)すごく良いコンディションで準備ができていましたし、すんなりゲームには入れたんじゃないかなと思います。

槙野智章(浦和レッズ)

槙野は「我慢強く戦えた結果」と試合への手応えを語った 【写真は共同】

「我慢強く戦えた結果」

 前半は我慢の展開でしたけれど、うまく時間の流れとともに日本のペースになったのは良かったと思います。最初からうまくいかないことは分かっていましたし、我慢強く戦えた結果だと思います。(シリアは前線に蹴ってくる戦い方だったが)分析通り、サイドからというより真ん中からロングボールを入れてくるのは分かっていましたし、そこは僕と(吉田)麻也を中心に跳ね返すことと、ラインを下げないこと、コンパクトにすることは監督から言われていたことなので、そこはうまく対応できたかなと思います。

(ラインを積極的に上げるしぐさを見せていたが)ラインを高く保つことと、ファールをしないことは監督から強く言われています。試合を通して1回くらいだったんじゃないですか、ファールしたのは。みんなが守備意識を高く持った結果が3−0につながったと思います。

(一番大事な試合でのスタメン起用だったが)それはしっかりと自分の中で整理しないといけない部分だと思います。一回けがで離脱して、もう一回こうやって使ってもらえているということは、それだけの結果を残さないといけないと思っていました。なによりも最初から守備のところで失点しないというのはずっと言われていたので、良かったと思います。

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