【K−1】木村、王座戦でゲーオを「黙らせる」=-55kg王者・武尊「11月の防衛戦楽しみ」

K-1実行委員会

ボンジョバーニKO劇に武尊は闘志

11月のK−1代々木大会でー55kg級タイトルマッチが決定した王者・武尊と挑戦者ボンジョバーニ 【(C)M-1 Sports Media】

 会見には−55kg王者・武尊と挑戦者決定戦でダニエル・ウィリアムスを1RKOで沈めたチャールズ・ボンジョバーニが揃って出席。−55kg王座をかけて激突する両者が、11.21代々木大会でのタイトルマッチに向けて意気込みを語った。

 見事なKO劇でタイトル挑戦権を勝ち取ったボンジョバーニは「今回はいい印象を残したいということを念頭に置いて、日本のファンに喜んでもらえる試合をしたいと思っていた。出来るだけ早く試合を終わらせようと思っていて、戦術的にうまく戦えたと思う。また戦う気持ちを新たにして11月のタイトルマッチに臨みたい」と挨拶。

 昨日の試合を「少し危ない状況に追い詰められる場面もあったけれど、距離を取るなどしてすぐ反撃することを念頭に置いて戦った」と振り返り、「早い時間で試合を終わらせたのは、あまり自分の強みを出し切りたくないという意識があったからだ。もちろんダニエルが激しく来る選手だったから、それに合わせてそうなったというのもあるけれど、次のこと(タイトルマッチ)も考えてダメージは少なく終わらせたかった」と武尊戦を見据えての短期決着だったことを明かす。

 一方、ボンジョバーニのKO劇をリングサイドで観戦していた武尊は「昨日の試合を見た正直な感想は11月の防衛戦が楽しみになりました。昨日のリング上でも言ったことですが、僕はK−1で−55kgを最高に盛り上がる階級にしたいので、それに相応しい挑戦者が決まってうれしいです」と戦闘モードに入った様子。

 ボンジョバーニを「日本人にはないパンチの硬さがあって、どういう態勢からでも倒すパンチが打てるんだなと思って見ていました」と分析しつつ、「僕も全然自分は未完成だと思っていて、これから新しいテクニックも技も増えていくと思う。僕はいつもKOで終わらせると言っているので、試合までに壊す技・倒す技を完成させたい」と語った。

ー55kg王座戦はKO決着必至

前日の後楽園大会でウィリアムスを1RKOで下して、武尊への挑戦権を手に入れたボンジョバーニ 【中原義史】

 会見に同席したK−1前田憲作プロデューサーは「サウスポーながら右のパンチも強くて突進力があるチャールズ選手とラッシュパンチの武尊選手の激突に期待しています」と−55kgタイトルマッチに大きな期待を寄せ、武尊とボンジョバーニもファンに向けて激闘を誓った。

■ボンジョバーニ 応援してくれたファンのみなさん、K−1関係者のみなさん、そしてフランスにいる仲間たちに感謝したい。タイトルマッチまであまり時間はないけれど、フランスに帰り次第すぐトレーニングを再開したい。武尊は強くて速く、ボクシングテクニックがある選手だと思うが、K−1のタイトルマッチに相応しい試合したい。

■武尊 挑戦者のチャールズ選手は一発があって触れたら倒れるようなパンチを持っていますが、自分もそういうパンチを持っています。刀で斬り合う、爆弾を投げ合うような、どちらかのパンチが当たった瞬間に終わる試合になると思います。そしてチャールズ選手のパンチが当たる前に僕がパンチを当ててKOで防衛したいと思います。

 KO決着必至の−55kgタイトルマッチ、王者・武尊がベルトを死守するか? それともボンジョバーニが無敗のままK−1のベルトをも手中に収めるか?

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