打って声を枯らして、松田宣浩の流儀=鷹詞〜たかことば〜
目指したのは「一番声が出て、元気のあるチーム」
今季の松田は本塁打が激増、強力打線の一翼を担った。また、毎試合声を張り上げチームを盛り上げた 【写真は共同】
「野球選手なので、野球のときは元気を出して、あとは影を消すんです。このメリハリです。1日中元気を出すとバテてしまうので。僕は家に帰ったら静かにしています(笑)」
普段は気さくな松田が、ここ数年は試合前の練習時間などに他人を寄せつけないオーラを放つようになった。その姿は、以前キャプテンだった小久保裕紀氏(現・侍ジャパントップチーム監督)を彷彿とさせるのだ。
今季プロ10年目。32歳を迎えた。
「僕は遅咲きの選手ですから。これから先も36歳くらいまではバリバリ行って、その流れで“貯金”を作って、40歳を越えてもまだバリバリやりたいですね」
最強ソフトバンクに松田選手会長がもたらす好循環。まさしく鷹の黄金時代が、今ここにある。