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勝負の大型連休に入る混セ4球団
残り日程に見る「有利」「不利」
14年ぶり優勝へ首位を走るヤクルト。トリプル3、三冠王を狙う山田(右)だが、巨人を苦手とするのが不安視される
14年ぶり優勝へ首位を走るヤクルト。トリプル3、三冠王を狙う山田(右)だが、巨人を苦手とするのが不安視される【写真は共同】

 首位から4位まで3.5ゲーム差のまま9月後半を迎えたセ・リーグのペナントレースは上位4球団が大混戦のまま最終コーナーを曲がった。シルバーウイークでのラスト直線の“叩き合い”を制するのは、どのチームか。残りのスケジュール、対戦相手、相性の観点から、4球団の「有利」「不利」を予想したい。

過酷な移動を強いられる阪神、広島

 3.5ゲーム差の中にひしめく上位4球団。残り試合を見ると、首位・東京ヤクルトが14試合で、以下、阪神14試合、巨人13試合、広島16試合となる。


 わずか1〜3試合の差ではあるが、台風15号の影響で中止となった8月25日の広島対阪神戦(マツダ)が、予備日であった9月25日に組み込まれたため、阪神、広島の両球団は過酷な12連戦を強いられる。


 移動面での負担も大きい。阪神は、横浜から甲子園に戻って2試合を戦った後、東京→名古屋→広島と遠征続き。また、12試合中6試合がデーゲームで、試合のリズムも作りづらい。広島も同様に、名古屋から広島に帰って2試合を戦うが、その後、東京→広島→横浜→東京と“行ったり来たり”の状態。地理的にも広島は他球団から離れており、最も移動距離が長いだけに悲惨だ。


 日程面で有利なヤクルト、巨人の両球団は、移動面でも負担が少ない。特にヤクルトは9月20、21日に甲子園、10月3日に広島に2度遠征に行くのみで、残り14試合中8試合を本拠地・神宮で、3試合を“お隣さん”の東京ドームで戦う。最も“地に足をつけて”戦うことができ、かつ疲労度も少ないだろう。巨人も残り13試合中6試合を本拠地・東京ドームで、2試合を神宮で戦う。日程的にはハードではあるが、移動での疲れは阪神、広島に比べてかなり少ない。

広島は下位チームとの戦いがカギ

 残り試合の対戦相手を見るとどうか。上位4球団の争いということで、各チームともにいわゆる“直接対決”が大半を占める。その中でも、首位・ヤクルトが14試合中12試合(巨人5、広島4、阪神3)と最も多くの直接対決を残している。反対に、今季対戦15勝8敗と得意にしている横浜DeNA戦は残り1試合のみ。日程、移動面での利はあるヤクルトだが、常に気の抜けない“負けられない戦い”が続くことになる。


 もちろん他球団も負けられない。阪神は14試合中10試合(広島4、ヤクルト3、巨人3)が直接対決で、巨人は13試合中9試合(ヤクルト5、阪神3、広島1)、広島は16試合中9試合(ヤクルト4、阪神4、巨人1)となる。この残りの対戦相手を見ると、ヤクルトが最も厳しく、6位・中日と4試合、5位・DeNAと3試合を残している広島が最も楽であると言えるだろう。


 だが、話はそう単純なものではない。上位3球団に対して計36勝27敗2分(対ヤクルト10勝11敗、対阪神12勝7敗2分、対巨人15勝9敗)と勝ち越している広島だが、その分、下位2球団には16勝26敗1分(DeNA8勝14敗、中日8勝12敗1分)と大きく負け越している。4位からの逆転Vを狙う広島にとっては、下位との残り7試合の戦い方も非常に大切になる。

ベースボール・タイムズ
ベースボール・タイムズ

プロ野球の”いま”を伝える野球専門誌。年4回『季刊ベースボール・タイムズ』を発行し、現在は『vol.41 2019冬号』が絶賛発売中。毎年2月に増刊号として発行される選手名鑑『プロ野球プレイヤーズファイル』も好評。今年もさらにスケールアップした内容で発行を予定している。

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