吉野と鷹木の因縁対決は鷹木に凱歌=チームから完全孤立もタッグ王座挑戦表明

株式会社ドラゴンゲート

内紛勃発で一騎打ちへ

因縁の吉野正人から勝利してオープン・ザ・ドリームゲート王座を奪取した鷹木信悟 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 因縁の吉野正人と鷹木信悟が16日のDRAGON GATE「DANGEROUS GATE 2015」(東京・大田区総合体育館)でついに雌雄を決した。

 7月20日の神戸ワールド記念ホール大会でT−Hawkと熱闘を展開した吉野が、そのT−Hawkに対して一夜限りのタッグを組むことを提案。しかし、これを発端に吉野と鷹木に溝が生じ、両者が所属するユニット(MONSTER EXPRESS)に内紛が勃発。その後、両者の溝は深まり続け、ついに一騎打ちでの対戦へと発展した。

ラスト・ファルコンリーで3カウント

吉野のソル・ナシエンテで絶体絶命のピンチを迎えた鷹木だが、最後はラスト・ファルコンリーで3カウントを奪った 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 第21代王者の吉野正人が保持するオープン・ザ・ドリームゲート王座も懸けられた一戦。ゴングと同時に、鷹木はいきなりタックルで先制。しかし、吉野が王者の貫録で主導権を奪い、鷹木のラリアットを封じるかのような徹底した腕攻めへ。これに鷹木はイスやエプロンでのラフ攻撃、パワーを駆使して逆に吉野を攻め立てた。

 試合が大きく動いたのは20分過ぎ。勝機と見た吉野は、ついにソル・ナシエンテで鷹木を捕獲。絶対絶命のピンチも、偶然倒れた位置がニアロープとなりロープブレイク。勝利を確信していた吉野にとっては痛恨。皮肉にも、ここから戦況は鷹木に傾いていく。

 トップロープからSTAY DREAMで吉野を豪快に放り投げると、パンピングボンバー(ラリアット)を連打。吉野もトルベジーノで逆襲に転じようとするも、これを許さなかった鷹木はMADE IN JAPANから、もう一度強烈なパンピングボンバー。なんとかカウント2で返した吉野だったが、最後はラスト・ファルコンリーでついに3カウント。鷹木に凱歌があがった。

鷹木、一匹狼も意に介さず

内紛勃発の発端となったT−Hawksにタッグ結成を呼びかけた鷹木。8月30日の博多大会で土井成樹とYAMATOが保持するツインゲートタッグ王座へ挑戦することとなった 【(c)株式会社ドラゴンゲート】

 試合後、吉野だけでは飽き足らず、同じチームメイトのしゃちほこBOYにも攻撃を加え、罵倒した鷹木は、一番の盟友だった戸澤陽からも愛想をつかされ完全に孤立状態。そんな状況にも悪びれた様子もなく、なんと今回のユニット内紛の発端となったT−Hawkを呼び出し、不敵にもタッグ結成を提案。

 この日、ジミーズに破れユニット解散となった元MAD BLANKEYの土井&YAMATOが保持するツインゲートタッグ王座への挑戦を表明。一匹狼となった鷹木の動向に注目が集まる。

■DRAGON GATE
8月30日(日)福岡・博多スターレーン

<オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合>
[王者組]土井成樹、YAMATO
[挑戦者組]鷹木信悟、T−Hawk

<次ページに8.30大田大会の結果>

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