大仁田、急きょ「爆破王」王座戦もベルト死守 電流バット“サンドイッチ爆破”耐え抜く

大仁田事務所

火力40倍電流爆破バットを4本に倍増

火力40倍電流爆破バットの“サンドイッチ攻撃”に耐え「爆破王」ベルトを死守した大仁田 【写真提供:アルファ・ジャパンプロモーション】

“邪道”大仁田厚のリング生活40周年記念興行第1弾として開催された超花火プロレス7.25千葉・袖ヶ浦市臨海スポーツセンターは、同日に開催された隅田川の花火大会にも、真夏の祭典「G1クライマックスにも」にも勝るとも劣らない熱気に包まれた。

 メインの電流爆破バットデスマッチ(大仁田&田中将斗&保坂秀樹vs.高山善廣&NOSAWA論外&レザーフェイス)には「爆破王」のタイトルがかけられることが王者・大仁田の独断で緊急決定。公認凶器の電流爆破バットが従来の2本から4本に倍増し、火力は通常の40倍という凄絶極まりない試合形式が採用された。

40周年記念を自ら飾る勝利

40周年記念を自ら飾る勝利で爆破王ベルトを死守 【小野仁】

「勝ったヤツが爆破王じゃ!」と試合を決めた選手がベルトを得る“邪道法案”を強行採決し、あえて己に過酷なルールを課した大仁田をせせら笑うように、高山らは素知らぬ顔でフレディー・クルーガーを帯同。なし崩し的に6人タッグ戦から3対4のハンディキャップマッチに変更され、大仁田はますます不利な状況を強いられた。

 高山とNOSAWAに電流バットで挟み撃ちにされる“サンドイッチ爆破”の餌食になりながらも、奇跡的な粘りを発揮して反撃に出た大仁田は、NOSAWAにサンダーファイヤー・パワーボムから電流バット攻撃による爆破を浴びせてフォール。40周年記念を自ら飾る勝利を挙げて爆破王のベルトを死守し、「新日本プロレスが大都市中心でやるなら、オレらは地を這ってでも全国津々浦々に電流爆破を届けたい」と、“盟主”を牽制しつつ「超花火」地方開催の意義を強調した。

試合後はグレート・タイガーと一触即発

控え室ではグレート・タイガーと一触即発 【小野仁】

 また、この日、リアルジャパン・プロレスのリングで大仁田と抗争中のグレート・タイガーが参戦。控室で顔を合わせた大仁田にグレート・タイガーが詰め寄り、リアルジャパンの次回興行となる9.18後楽園で両者の決着戦が必至となった。ここで大仁田が“関門”を突破し、悲願とする初代タイガーマスクとの電流爆破対決へ歩を進められるか、事の成り行きが注目される。

(取材・文 小野仁)


■超花火プロレス
7月25日(土)千葉・袖ヶ浦市臨海スポーツセンター

<大仁田厚デビュー40周年記念試合=「爆破王」選手権試合・火力40倍電流爆破4WAYバット3対4ハンディキャップタッグデスマッチ時間無制限1本勝負>
○大仁田厚、田中将斗、保坂秀樹
(18分14秒 電流爆破バット攻撃→片エビ固め)
高山善廣、●NOSAWA論外、レザーフェイス、フレディー・クルーガー
※大仁田が「爆破王」選手権2度目の防衛に成功
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