『ジュラシック・ワールド』主演の体作り 映画の準備、普段のワークアウト、食事法

猿渡由紀

【(C)Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment】

 6月に北米公開されて以来、あらゆる記録を破りまくり、映画史上3位の大ヒット映画となった『ジュラシック・ワールド』が、いよいよ日本でも公開される。恐竜のテーマパーク“ジュラシック・ワールド”で、密かに育てられていた遺伝子操作による新種の恐竜が逃げ出し、大パニックになった時、人々を救うべく駆け回るのが、オーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)だ。

 プラットは昨年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で初めてアクション映画の主役を演じ、肉体改革を行ったが、今作のためには違ったトレーニングを行った。終始、ハイヒールで駆け回るハワードも、ワークアウトで撮影に備えている。映画のために行ったトレーニングや、普段のワークアウト、食事法について聞いてみた。

オーウェン役の肉体作りはホットヨガで

【(C)Universal Pictures and Amblin Entertainment】

『ガーディアンズ〜』の前までは、コメディ番組にレギュラー出演していたプラット。むしろややぽっちゃりしていた体を、映画のために大改造したことで、キャリアにも良い影響があったと認める。『ジュラシック・ワールド』のオーウェン役のためには、『ガーディアンズ〜』とは違ったトレーニングで挑んだ。

「この役のためには、ホットヨガをたっぷりとやった。あれには、はまったよ。ほかに、クロスフィットやインターバルトレーニングもやったが、ロケ場所のハワイに入ってからは、水泳とか、ハイキングとか、パワーボードの上に立つとか、ハワイのライフスタイルを満喫できるような、アウトドアのワークアウトを、毎日するようにしたね」

簡単になり始めたら別のワークアウトに変更

 撮影のない時は、1日45分程度のワークアウトをする。

「その45分に、有酸素運動、腹筋、腕立て伏せなどをまとめるのさ。始める前に、今日はどこに焦点を当てるかを決める。たとえば今朝は肩の筋肉と決めた。ヨガもまだ週1度ほどやっているよ。体内から毒素を出したい、体が堅いと感じる時は、ホットヨガがとても良い。すごくハードなワークアウトだしね。普段、ばりばり体を鍛えている男たちが、ヨガをやると倒れちゃったりするんだ」

 難しいと思うことをやるのが、肉体向上に有効だとプラットは信じる。

「僕も最初はヨガが全然ダメだった。だから気に入ったのさ。向上する余地がたっぷりあると思うものをやるのが僕のポリシー。あるワークアウトをやって、簡単だなと感じ始めたら、次のものに変える。それは大きな効果をもたらしてくれるよ」

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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