大日本プロレス旗揚げ20年で初の両国進出 岡林が関本を倒しストロング王座初戴冠
大日本プロレス初の両国大会で岡林は関本を破りストロング王座初戴冠 【花田裕次郎】
メインイベントのBJW認定世界ストロングヘビー級選手権試合では、岡林裕二が王者・関本大介に初勝利し、王座初戴冠を果たした。岡林はかつて関本に憧れて大日本への入団を決意。タッグパートナーとして、BJWタッグ王座や全日本プロレスのアジアタッグ王座など、団体の枠を超えて数々のタッグ王座を獲得してきた。
豪快パワーボムで「関本超え」
ゴーレムスプラッシュからの豪快なパワーボムで関本を粉砕 【花田裕次郎】
2つの勲章を一度に手に入れた岡林は、喜びのシャウト。「一生忘れません」と、関本からの初勝利と、大観衆の両国大会のメインイベントを締めた興奮に酔いしれつつ、「これからが勝負。やっと同じ目線に立っただけ。必ず関本さんを超える」と、真の関本超えに燃えると、「もっともっと大日本を大きくしていく」と、21年目の大日本でのさらなる躍進を誓った。
デスマッチ集大成マッチで伊東が小林を粉砕
旗揚げ20周年を記念し20種の凶器が使用されたデスマッチは伊東が小林を粉砕 【花田裕次郎】
コンクリートブロックを土俵のように並べ、100キロの塩が用意されたリング上で繰り広げられたのは、まさに地獄絵図。会場の都合で蛍光灯などのアイテムは使用禁止となったものの、ラダー、テーブル、有刺鉄線ボード、電撃殺虫ボード、竹串、ステープラー、剣山、サボテン、ノコギリ、レモン、唐辛子など、定番からなつかしのアイテムまで登場。小林はアイアンフィンガーフロムヘヴン、ベアークローなどのアイテムから大好きな新日本殺法でラッシュをかけるも、伊東が大日本のエースの意地を爆発。小林の顔面に注射器を突き立てると、必殺のドラゴンスプラッシュで勝負を決めた。
6度目の戴冠を果たした伊東は「こんなメチャクチャな試合を認めてくれてありがとう」と感謝の気持ちを示しつつ、「もうベルトを落とさない」と、エースの座とベルトを守り続けると誓った。
ツインタワーズがヤンキー二丁拳銃を返り討ち
ヤンキー二丁拳銃を返り討ちにしタッグ王座を防衛したツインタワーズ 【花田裕次郎】
ツインタワーズは昨年5月に二丁拳銃からタッグ王座を奪取。年末のタイトルマッチでも30分時間切れで防衛に成功していた。
機動力でかき回す挑戦者組に対し、王者組は体格差とパワーで終始圧倒。石川が宮本を花道上でのジャイアントドライバーで動けなくすると、孤立したイサミを痛めつけ、最後はクロスアーム式スプラッシュマウンテンでフィニッシュ。過去に17度の王座防衛に成功した「最高」のタッグチームを退けた石川は「オレたちがベルトを守り続ける」と新記録樹立を宣言した。
73歳のグレート小鹿が新王者に
現役最年長73歳のグレート小鹿(中央)が王座初戴冠 【花田裕次郎】
王者組は○ーポ君を使ったゴムパッチン攻撃や、ハミガキ粉なすりつけなど、精神的なダメージを与える攻撃を連発。だが、小鹿組も王者組のお株を奪うボーリング攻撃でストライク!を決めると、植木の暴挙にも動じない鉄の心臓ぶりを見せ付けた小鹿が、テキサスクローバーホールドで勝利。73歳の新王者誕生を、観客も笑顔で祝福した。
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