梅雨の季節、室内でアロマヨガを体験 「松原渓のスポーツ百景」
ヨガの目的は「自分の身体を眺めるということ」
また、ポーズをとる上で重要なのが「呼吸」。吸う息は交感神経(緊張を高める)に働きかけ、深く吐く息は副交感神経(リラックス効果を高める)を優位にする。理想は鼻呼吸(鼻から吸って鼻から吐く)だそう。これは慣れていないと意外と難しいかも? 普段から鼻呼吸を意識してみるといいかもしれない。
以下、授業の内容を振り返ってみたい。
まずは口角を緩めることからスタートした 。口角を緩めると自然と肩の力が抜けてリラックスでき、気の流れをスムーズにするそうだ。続いて、上半身を重点的にほぐす。背中、鎖骨、肩甲骨、首と、腕や肘の位置を変えながらポーズをとる。即効性がありそうなのは、肩甲骨周り。
【鎖骨をほぐす】
鎖骨でカタカナの「ハ」を描くようにして胸を開き、肘を前後に動かす。呼吸を合わせると、肩甲骨が奇麗に戻りやすくなる。
(効果:美しい姿勢作り、リンパの流れを促進する)
続いて下半身。あぐらをかくように座って、足の裏をたたいたり、足の裏のツボを押したりしながらセルフマッサージを行う。足の親指と手の親指、というようにすべての指を絡めて、息を吐きながらグーパーグーパーと握手をするように揉む。これはかなり気持ちがいい!
【足裏をほぐす】
足つぼマッサージの要領で、親指で土踏まずをぐっと押し込み、上に流していく。痛い時は内臓が疲れているのだそう。じっくり揉むことで、内臓と骨盤周りが温まり免疫が向上するそうだ。
ヨガ初心者にオススメのポーズ
【前屈のポーズ】 【松原渓】
【前屈のポーズ】
ストレッチのメニューには必ず入る「前屈」も、意識一つで効果が変わることを実感した。頭から伸ばすのではなく、「背骨の一番下から、背骨をひとつずつ奥に送るようにイメージしながら」伸ばす。背面の詰まったものを呼吸で流すような感覚でやると効果的だそう。
(効果:自律神経の強化や風邪予防)
【猫のポーズ】 【松原渓】
両膝を床について立つ。上半身は「骨盤の上に積み木のように乗っているイメージ」で、骨盤の真下に両膝が来るようにする。膝を少し開き、両手は肩の真下に肩幅で床に置き、足の甲を寝かせる。息を吐きながら背中を反らせて顔を胸を張り、上に上げる。お尻が上に引っ張られるイメージで、脇の下を床につけるようにし、吐く息で鎖骨も床につける。朝起きた時にやったら気持ち良さそう!
(効果:下腹の冷えや便秘の解消、消化器系機能向上)
【コアラのポーズ】 【松原渓】
仰向けに寝て両膝を立て、片方の足のかかとをもう一方の脚の膝に乗せる。下の脚の膝の裏を両手で抱えるようにして、息を吐きながら胸の方に引き寄せる。前後左右に揺らし、逆の脚も行う。
(効果:腰痛、冷え、むくみ)
【赤ちゃんのポーズ】 【松原渓】
膝をお腹に寄せて、両腕で抱える。吐く息で脚を胸に寄せながら、おでこを膝小僧に寄せる。
(効果:便秘、腰痛)
私は夏でも冷え性に悩んだり、それが原因で眠りが浅くなってしまうこともあるので、これを機に、アロマテラピー&足つぼも勉強してみようかな、と思う。
ヨガ初体験で感じたアロマヨガの魅力
・骨盤や背骨を調整し、骨格を整える
・心の疲れも軽減し、免疫力が向上
・アロマを変えることで効果が変わる。アロマのさまざまな組み合わせを楽しめる(季節や天候や気温によってもアロマのブレンドを変えると良いそうだ)
・自分の身体をより良く知ることができる
・普段運動をしていない人、運動に対して抵抗がある人でも入りやすい
追記:現在、私はFIFA女子ワールドカップ(W杯)の取材でカナダに来ています! 入場者数も多く、これまでの女子W杯で最高の盛り上がりを見せている今大会。そんな中、日本の連覇を祈りつつ取材中。次回はこのビッグイベントの模様をお伝えします♪